アイラ・ブラウンの3番起用でプレータイムが伸びず
大阪エヴェッサは今日、藤髙宗一郎の契約が2020年6月30日をもって満了となり、自由交渉選手リストに公示したと発表した。
藤髙は大阪出身の28歳、190cm90kgの恵まれた体格に日本人屈指のアスレティック能力を兼ね備え、身体能力を生かした攻守のパフォーマンス、また豪快なダンクに定評があるスモールフォワードだ。サンロッカーズ渋谷の一員としてBリーグスタートを迎えたが、2017年夏に地元である大阪へと移籍。3シーズンを過ごした。
それでも昨シーズンまではエースである熊谷尚也に続く2番手で、今シーズンはアイラ・ブラウンの3番ポジション起用によりプレータイムがさらに減少。1試合平均のプレータイムは7.4分と落ち込み、得点もプロになって最少の1.8まで落とした。
それでも、藤髙のポテンシャルは相変わらず魅力。今シーズン、1試合のプレータイムが15分を超えたのは3試合しかなかったが、うち2試合で2桁得点を記録している。12月に千葉ジェッツに勝った試合では、インサイドのアタックだけでなく3本の3ポイントシュートを成功させて11得点。ホームで初めて千葉を撃破する立役者となった。
藤髙はクラブを通じて次のコメントを発表している。「目標であるCS出場、リーグ優勝を果たすことができず、ブースターの皆様と喜びを分かち合うことはできませんでしたが、素晴らしい環境の中でバスケットをさせていただけたこと、素晴らしいチームメイトと出会えたことは僕にとって一生の財産です。これからも人として、選手として成長していけるよう日々精進してまいります」
また大阪は、特別指定選手の今村拓夢との契約が6月30日に満了することも発表している。