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不発に終わった1年目を経て、ブルズの主力へと成長

1年目の昨シーズン開幕前の時点で『NBA.com』が集計した新人選手によるアンケートで新人王候補最有力に挙げられていたにもかかわらず、ティンバーウルブズでは芽が出ず、昨夏ジミー・バトラーとの交換でブルズにトレードされたクリス・ダン。それでも新天地でそのポテンシャルを開花させている。

2年目の今シーズンは、33試合に出場して平均13.3得点、6.0アシスト、4.8リバウンドを記録するなど、1年目の昨シーズンとは段違いのパフォーマンスを続けている。12月26日のバックス戦では、ブルズ史上マイケル・ジョーダンに次いで2人目の1試合20得点12アシスト4スティール2ブロックという快挙を達成した。

ブルズの未来を担う一人として期待されているダンは、先日『NBA.com』とのインタビューで、コービー・ブライアントのプレーを手本にしているとコメント。特に、プレッシャーのかかる試合終盤のプレーに関して、コービーから学ぶことが多いと話す。

ダンは「コービーのメンタリティを参考にしているんだ」と言う。「彼は、勝負がかかった終盤の状況を楽しんでいた。常にボールを要求していた。終盤の彼のフットワーク、自分が得意とするスポットに入る技術を盗もうと思って勉強している。相手は何をしてくるか分かっているのに、それでも自分のスポットを取って、プレーを決めた姿に魅せられているよ。彼の映像を何度も見ている」

ブルズを引っ張る存在として、終盤に勝敗を左右するようなプレーを託される場面は今後増えていくだろう。『マンバ・メンタリティ』は、ダンのような勤勉な選手を通して、これからも継承されていく。