「デイビスとの再契約は今年の夏のトッププライオリティ」
レイカーズは昨年、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハート、2019年ドラフト全体4位指名権を含むドラフト1巡目指名権3枠をペリカンズに譲渡し、アンソニー・デイビスを獲得した。
今シーズンのデイビスのプレーを見ればレイカーズがトレードを後悔することはないだろう。デイビスは55試合に出場し平均26.7得点、9.4リバウンド、2.4ブロックをマークし、レブロン・ジェームズとリーグ最強のデュオと呼ばれる程のパフォーマンスを見せた。
3月11日にリーグが中断を決定した時点ではレイカーズがNBAチャンピオンに最も近いチームだと考えられていた。だが、問題はデイビスとの契約が今シーズン限りだということだ。レイカーズはシーズン中に契約延長を提示したと報じられたが、デイビスからイエスを勝ち取ることはできず、今シーズン終了後に再契約を結ばなくてはならない。
しかし、レイカーズはデイビスの説得に成功したと『Purple&Bold』ニュースレターが報じた。リーグ関係者の多くはデイビスがレイカーズ以外の球団と契約する可能性は低いと考えている。
「獲得に払った犠牲の大きさを考えれば、デイビスとの再契約は今年の夏のトッププライオリティだ。リーグ関係者の多くはすでに交渉の大部分は終わっていると考えている。デイビスはLAに残りたがっているし、レブロンと同じチームでプレーしたがっている。レイカーズはデイビスに球団の未来を賭けるためやるべきことを十分やってきた」
仮にデイビスがレイカーズと再契約するとすれば、気になるのは契約年数だ。デイビスとの契約がマックス契約になるのは間違いないが、どれくらいチームにコミットするのかは不透明だ。レブロンは今年35歳で、あと何年プレーできるか分からない。レブロンが抜けた後にチームがスーパースターを補強し戦力を維持できるかはデイビスも気になるだろう。
契約金額はシーズン中断による減収が影響するかもしれないが、デイビスほどのクラスの選手であればあまり関係ないだろう。レイカーズは基本的には彼の希望する額を支払うしかないし、その覚悟があるからこそ将来有望な若手を3人も放出してまでデイビスを獲得したわけだ。レイカーズに再契約以外の選択肢などない。