アレックス・カルーソ

カズンズ「理由なんかない。彼はGOATだ」

レイカーズのアレックス・カルーソはファンから愛されている選手だ。チームメートのレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスほどの華はないが、主にセカンドユニットの一員として試合に出場し、時折ビッグプレーを観せてくれる。そんなカルーソにチームメートが付けたあだ名がGOAT(Greatest Of All Time、史上最高の選手)だ。

最初にカルーソをGOATと呼んだのはレブロンだったという。「レブロンは声をかけるたびに僕を『GOAT』と呼ぶんだよ。最初の数回は戸惑ったけど今では日常の一部だ」

カルーソとレブロンの友好的な関係はコートの上でも相乗効果となって現れている。2人のコンビネーションプレーで特に有名なのが、カルーソからの股抜きパスを受けたレブロンがダンクを叩き込むプレーだ。レブロンはカルーソとの息のあったプレーを自画自賛した。

「僕とAC(カルーソの愛称)のコンビネーションは抜群だ。アレックスは後頭部に目が付いてるみたいだったね。彼からのパスを決められてよかった。チームにとっても重要なプレーだった。ファンも喜んでいたし、あのプレーに絡めてよかったよ。このチームには素晴らしいコンビネーションがあるんだ」

実際にGOATと評されるレブロンからGOATと呼ばれ、ファンからも絶大な人気を誇るカルーソだが、人気だけが独り歩きする状況に本人は苛立っていたと『The Official Lakers Podcast』で語った。

「僕のやっていることが全てツイートされたり報道されたりするところまでいってしまったから、イライラが爆発寸前だった。バスケットボール全体にフォーカスしてほしかった。僕らはコートの上で成功を収めていたから、そのことについて報じてほしかったんだ。試合中の僕のプレーではなくてね」

現在開催中の『NBA 2K Players Tournament』に参加した元レイカーズのデマーカス・カズンズは、対戦相手のアンドレ・ドラモンドから何故カルーソがレイカーズファンから愛されているのかを聞かれ、このように答えた。

「ACはGOATなんだよ。理由なんかない。彼はGOATだ」