「中断が悪影響だとは感じていない」
ナゲッツのマイケル・ポーターJr.は新型コロナウイルスの影響でプロ入り初のシーズンが中断となってしまった。しかし、彼は中断期間は必ずしもマイナスではないと感じている。
ポーターJr.は2018年のドラフト全体14位指名でナゲッツに入団。ドラフト前の評価ではトップ5で指名される可能性もあったが、ミズーリ大在学中に痛めた腰の影響もあり順位を下げた。ポーターJr.は入団後に再び手術を受け2018-19シーズンを全休し、今シーズンの10月31日にNBAデビューを飾った。中断するまで48試合に出場し、平均7.5得点、4.1リバウンド、3ポイントシュート成功率42.2%をマークして、セカンドユニットの一員を担った。
3月11日のシーズン中断後に自宅のあるミズーリ州へ戻ったポーターJr.は、ジムで身体を動かしながら1月末に痛めた足首を治療している。
「デンバーにいたときと同じくらいジムに通っているよ。体調は万全だし、中断が悪影響だとは感じていない。足首に痛みがあったから、ケガのためには良かったよ」
1月31日のバックス戦で着地の際に足首を痛めたポーターJr.は、オールスター前の6試合を欠場、2月21日に復帰するも痛みがあったため出場時間は少なかった。
「中断期間を利用して足首を休めている。思ったよりひどい捻挫だったので、回復させる時間ができてよかった。痛みをおしてプレーしていたんだ。特に体重を乗せたり、カッティングの時に痛みが出てタフだった。でもプレーを続けなくてはと思っていたよ」
ポーターJr.のように、ケガを抱えている選手にとっては今回のシーズン中断はプラスに転じているようだ。また、ポーターJr.は4月3日から開催されるゲーム大会『NBA 2K Players Tournament』に出場することになっている。「2Kは最初から得意だった。このゲームは不思議と実際のバスケットボールの実力が反映されるんだよ」と、自信を覗かせるポーターJr.は第5シードのサンズのデビン・ブッカーと対戦する。
ブッカーはスコアラーとして結果を残し続けている実力者だが、ポーターJr.は一矢報いることができるか。まずは、ゲームでの対戦に注目だ。