写真=Getty Images

第4クォーター中盤の10-0のランでロケッツを突き放す

このところNBAで最も勢いがあるロケッツを相手に、しかも彼らの本拠地トヨタ・センターで、『ヤング・レイカーズ』が金星を挙げた。

12月20日、レイカーズは新人のカイル・クーズマが10本中7本の3ポイントシュートを含むキャリアハイ38得点の大活躍。試合は第4クォーター終盤にリードを広げたレイカーズが、122-116で勝利した。

試合後、『Spectrum SportsNet』とのインタビューに応じたクーズマは、「1年目に今日のような試合を見せられると思っていた?」と聞かれると、「そうだね。何の問題もない」と、さらりとコメント。また「自分たちはまだプロで30試合くらいしかプレーしていない。これから、もっともっと経験を積まないといけない」と続けた。

100-100の同点で迎えた第4クォーター残り7分4秒から連続10点を決めたレイカーズに対し、ロケッツはそれから約3分間に6本のシュートをミス。ようやく残り4分2秒にジェームズ・ハーデンがフリースローを沈めたものの、その差を縮めることができず、レイカーズが1勝以上の価値がある大きな白星を手にした。

16得点9リバウンド4アシストで勝利に貢献したロンゾ・ボールは、試合後「この勝利は大きい。今日のようにアグレッシブにプレーできれば問題ない」とコメント。連敗を3で止めたレイカーズ(11勝18敗)は、クーズマとロンゾの他、コーリー・ブリュワーが21得点、ラリー・ナンスJr.が13得点9リバウンド、ブランドン・イングラムが13得点を記録した。

クーズマのコメントからは、1年目の選手とは思えない自信が感じられた。ウォリアーズとの試合には惜敗したものの、同試合中に執り行われたコービー・ブライアントの永久欠番式典から刺激を受け、それを即実行して見せる当たり、『マンバ・メンタリティ』を継ぐ『ヤング・レイカーズ』の核弾頭に相応しい活躍だった。