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ポーティスとの喧嘩騒動を乗り越え再スタート

今シーズンのブルズは、東カンファレンス最下位を争う可能性が高い、というのが大方の予想だった。しかし、ここにきてチームを取り巻く状況にも変化が表れ始めている。

ここ4試合で4連勝中。しかも東の首位セルティックス、そして西の強豪ジャズとの対戦を含む4連勝だから、その意味は大きい。チーム浮上のきっかけを挙げるならば、ニコラ・ミロティッチの復帰だろう。

チームメートのボビー・ポーティスと練習中に殴り合うという騒動を起こしたミロティッチだが、彼が復帰してからブルズは無敗をキープしている。そのミロティッチは、13日のジャズ戦で29得点9リバウンドを記録。試合後、『Chicago Tribune』にこう語っている。

「みんなは冗談と思ったかもしれないが、僕は本気だった。4連勝するって言ったじゃないか。これから厳しい試合もあるけど、僕が戻ったことで勝つチャンスは増えたはずだよ」

ミロティッチは、復帰後の4試合で平均19.5得点、3ポイントシュート成功率も52.2%と好調を維持している。今後はバックス、キャバリアーズ、セルティックスとの対戦が続くため、その実力を試すには絶好の機会になるだろう。いずれにしてもミロティッチ復帰でチームのバランスが改善されたことだけは確かなようだ。

この勢いにチームの実力が伴っているのかどうか、まずは15日のバックス戦が一つのポイントとなる。