写真=Getty Images
「ブルズならこういうハードワークを生かせる」
21世紀を代表する小兵ガードの一人、ネイト・ロビンソンは、NBA選手としてのキャリア続行をあきらめていない。
一時期はNFLにも挑戦したが、昨シーズン途中からNBA復帰に狙いを絞った。Dリーグ(現Gリーグ)でもプレーしたものの、その機会を得られなかった。現在もトレーニングを継続しているロビンソンは、2012-13シーズンに所属したブルズに猛アピールしている。
現在リーグ最下位のブルズは、すでに再建へと舵を切っている。今シーズン中に復帰すると見られているザック・ラビーンをエースに据え、ラウリ・マルッカネンを筆頭に将来有望な若手を中心とするチーム作りに着手し始めたところだ。
今シーズンのプレーオフ進出は絶望的と言っていい状況だが、球団も数年先を見据えたチーム作りを考えている。そんなブルズに向け、ロビンソンはInstagramにブルズ時代のハイライト動画を投稿。メッセージ欄には「チームがベンチからの得点源を重要視しているのは分かる。でも、自分の中で何よりも大事なのは、ブルズならこういうハードワークを生かせるということ」と、書き込んだ。
現在ブルズのセカンドユニットは、リーグ14位の平均37.2得点を記録している。目先の勝利よりも、今後に繋がる経験を重視している球団がシーズン中にテコ入れを行なうかは分からないが、もしロビンソンの得点力が健在なら、ベテランがもたらす経験を含め、『アクセント』としては適任かもしれない。
このアピールにブルズが何らかの反応を示すかどうか、今後の推移に注目したい。