「試合映像を見て、彼から自分の好きなプレーについて聞かれた」
昨年の夏にセルティックスと契約したケンバ・ウォーカーは、新天地でもリーダーとしてチームをまとめ、セルティックスは東カンファレンス3位(38勝16敗)でオールスターブレークを迎えた。
ウォーカーは、ヘッドコーチのブラッド・スティーブンズに信頼を寄せている。『NBC Sport Boston』の番組に出演したウォーカーは、セルティックス加入直後、スティーブンズの自宅に招かれた時のエピソードを紹介。この話を聞くだけで、指揮官の『バスケットボール・ジャンキー』ぶりが分かる。
「彼は『バスケットボール・ジャンキー』。いつもバスケットボールを見ているし、いつも試合映像を見ている。常にチームを改善する方法を見いだそうとしてくれている」
「僕がチームと契約した後、まずブラッドが自宅に招いてくれた。夕食をご馳走してもらったんだけど、食事をするよりも、試合映像を一緒に見ることが目的だったみたいだよ」
「その時に彼が言っていたのは、『家に来て、私の家族を紹介して、一緒に食事を楽しもう。それから試合映像を見よう』という感じだった。食事の後で試合映像を見て、彼から自分の好きなプレーについて聞かれた。それらをチームのオフェンスに取り入れるためにね。とても素晴らしいアイディアだと思ったよ」
カイリー・アービングを失ったセルティックスだが、ウォーカーは即チームに馴染んだ。ギクシャクした昨シーズンとは異なり、チームの雰囲気も明るくなった。平均21.8得点、4.1リバウンド、5.0アシストを記録し、司令塔としてチームを引っ張っているウォーカーは、『バスケットボール・ジャンキー』のスティーブンズとも馬が合うようだ。