複数のチームが関心を示しているという噂も
西カンファレンスの首位を走るレイカーズは、今年のトレードデッドラインまでに動きを見せなかった。生え抜きのカイル・クーズマがトレードの駒になる可能性も報じられたが、球団は静観。しかしトレードではなく、即戦力級のベテランの獲得を検討していた可能性が浮上した。
レイカーズがステイプルズ・センターでロケッツと対戦した2月6日、会場にはオーナーのジーニー・バスの隣で試合を観戦するダレン・コリソンの姿があった。コリソンは、昨年のオフに信仰心を理由に突如現役引退を表明した元NBA選手だ。
カリフォルニア生まれでUCLA出身、そしてレイカーズ首脳陣と観戦する姿が確認された以上、レイカーズが現役復帰を持ちかけている可能性がある。レイカーズの補強ポイントは、レブロン・ジェームズの補佐ができる控えのポイントガード。
コリソンは攻守ともに堅実なプレーが持ち味のポイントガードで、キングスとペイサーズに所属した過去4シーズン続けて3ポイントシュート成功率40%を超えるなど、長距離砲も打てる。引退を表明後に身体を動かしていたかは分からないが、まだ32歳と若く、錆び付く年齢ではない。もし復帰すれば、目立ちはしないがロールプレーヤーとしてチームの勝利に貢献できるだろう。
気になる現役復帰の可能性について、元NBA選手のマット・バーンズが直接メールでコリソンに取材したところ、「五分五分」という返信があったという。
もしレイカーズがコリソンにオファーを提示しているとしたら、彼を迎え入れるためにロスター枠を用意しなければならない。
コリソンにはレイカーズ以外にも複数のチームが関心を示しているという噂もあり、オールスターゲーム後に決断を下すという報道もある。レイカーズ首脳陣の『ラブコール』にコリソンの心が動いたかどうか、その答えはまもなく分かる。