ポール・ジョージ

「僕たちがバスケットボールを始めた理由は、コービーだった」

事故死したコービー・ブライアントは、生前多くの人に影響を与えていた。今シーズンからクリッパーズでプレーするポール・ジョージにとっても、コービーは特別な存在の一人だった。

コービーの死後、初めてメディアの取材に応じたジョージは、ロサンゼルス出身者だから言えることがあると話した。

「きっと、違う州出身の人とはとらえ方が異なると思う。僕たちはここで生まれ育って、彼を毎日のようにテレビで見ていた。僕たちがバスケットボールを始めた理由は、コービーだった。ラス(ラッセル・ウェストブルック)、デマー(デローザン)、カワイ(レナード)、カリフォルニア南部出身なら、受け止め方が違う。コービーは、僕たちにとってのマイケル・ジョーダンで、ヒーローだった。GOAT(史上最高の選手)だったんだ」

「カリフォルニア南部で育った僕たちのような子供にとって、彼はあこがれ以上の存在だった。コービーがいたからバスケットボールを始めた。オフェンスでもディフェンスでも、彼と同じようにアタックした。彼を見習って、試合への姿勢を含めて、とても影響を受けた」

「もしコービーがいなかったら、誰にあこがれて、誰を尊敬していたか分からない。コービー・ブライアントを知らない世代の子供たちに最初に聞かせる話は、彼がきっかけでバスケットボールを始めたことについて。きっと、自分にとって最高の瞬間になるだろうね」

コービーの死後、多くの選手が8番と24番を返上すると表明した。この意見にジョージは理解を示しつつ、コービーの功績をこれからも称えるため、背番号を24番に変更する可能性を示唆している。