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3シーズンで2回のNBA優勝、健康状態も問題なし

2014年にウォリアーズのヘッドコーチに就任したスティーブ・カーは、それまで指揮官としての経験がなかったにもかかわらず、就任1年目にチームを優勝に導いた。

ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンが全盛期の時期に恵まれ、昨年の夏には超大物フリーエージェントのケビン・デュラントの獲得に成功するなど、戦力的に優勝が可能なチームを与えられたとはいえ、就任から3シーズン連続してNBAファイナルにチームを導き、2回もの優勝を実現しているのは、人心掌握術に優れるカーの手腕によるところが大きい。

そのカーが、ウォリアーズとの延長契約に前向きになっている。『The Ahletic』によれば、カーは今シーズン終了後に新契約にサインする可能性が高いという。カーは「他のチームに行くつもりはない。交渉が始まれば、すぐに合意に至るだろう」とコメント。延長契約締結にあたり唯一の懸念材料は、カーの健康状態だったが、今シーズンは開幕から指揮を執り続けている。

2015年の夏に受けた腰の手術後の後遺症による影響により、カーは2015-16シーズン、そして昨シーズンも長期間チームを離れることを余儀なくされ、2017年のプレーオフでも11試合を欠席した。

「私はウォリアーズを愛しているし、ボブ(マイヤーズGM)、ジョー(レイコブ筆頭オーナー)との仕事も気に入っている。選手のことも愛している。どこにも行かないよ」。そう語ったカーがチームに残れば、カリー、デュラント、トンプソン、グリーンによる『スーパーチーム』は今後も安泰だ。