ファウルトラブルに陥るも最後までアグレッシブさを失わなかった横浜ビー・コルセアーズ、接戦を制しホーム初勝利

2017/11/05
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

バタバタした序盤から一転し拮抗した展開に

横浜ビー・コルセアーズvs三遠ネオフェニックスの第1戦は、ファウルトラブルに陥るも最後まで積極性を失わなかった横浜がホームで初勝利を飾った。

出だしは三遠が走る。カルティエ・マーティンが中と外を問わず積極的にゴールを狙い、わずか2分強で8得点を挙げる。それでも鈴木達也の3ポイントシュートが決まって11-1となったところで横浜はタイムアウトを要求。ここから高島一貴の速攻やインサイドの得点でオフェンスが落ち着き、残り4分10秒にはジェフリー・パーマーの3ポイントシュートで15-14と横浜が逆転した。

その後は互いに流れを渡さず拮抗した展開が続く。36-33と三遠がリードして迎えた第3クォーター、残り8分4秒の場面で太田敦也がファウルをした際に出血しコートを去る。すると代わった比留木謙司が立て続けにファウルをコールされ、三遠は7分を残しチームファウルが5に達した。

横浜はこれを機に三遠を上回る8本のフリースローを獲得し逆転に成功した。だがここまで2回のオフェンスファウルを誘発するなど、ディフェンスで貢献していた佐藤託矢が4ファウルとなり、スコアリーダーのパーマーが3ファウル、ブロックで存在感を放ったハシーム・サビート・マンカも3ファウルと油断できない状況に追い込まれた。

ファウルトラブルでも積極性を失わない横浜

横浜が52-49と3点をリードして迎えた最終クォーター、リバウンド争いからスコット・モリソンのアンスポーツマンライクファウルを誘発し、フリースローで加点した横浜がリードを広げる。また蒲谷正之、竹田謙がオフェンスリバウンドでハッスルし得点につなげるなど、横浜のペースになるかと思われた。

だが三遠はマーティンがトップスコアラーの力を見せ連続でゴールを奪う。さらに残り4分20秒には、川嶋勇人の3ポイントシュートで2点差に詰め寄った。

横浜はその後もサビートの高さを生かししぶとくリードを保つが、パーマー、川村、サビートの3人が揃って4ファウルとなり綱渡りの状況が続く。そして残り1分、3点リードの場面でついにパーマーがファウルアウトに。だが三遠もフリースローの精度が上がらず、2本連続での成功がほとんどなく詰め寄る機会を逸する。

それでも残り16秒、マーティンがレイアップを沈め三遠が65-66と1点差に詰め寄る。横浜はファウルゲームで得たフリースロー2投を川村卓也が痛恨の2投ミス。リバウンドを取り三遠が逆転のチャンスを得たが、田渡凌が値千金のパスカットでポゼッションをキープし、アンスポーツマンライクファウルを獲得したところで勝負あり。69-65でホームで初勝利を飾った。

観客の声援に後押しされてえたホーム初勝利

横浜はファウルトラブルに陥りながらも積極性を失うことなく攻め続け、最終クォーターで16本のフリースローを獲得。特別に成功率が良かったわけではないが、常にリードを保つことができた要因はそこにあった。

パーマーがチームハイの22得点12リバウンド、サビートが13得点15リバウンド4ブロックとインサイド陣が揃ってダブル・ダブルの活躍。また細谷将司が10得点と復調の兆しを見せた。

逆に三遠は勝負どころでのフリースローがなかなか決まらず、23本中14本の成功にとどまったことが敗因となった。激戦を制しホームで初勝利を挙げ、指揮官の古田悟とMVPに選ばれたパーマーは「ファンの力」を強調。三遠のフリースローが低調だったことはファンの声援も少なからず影響している。主力選手が離脱した横浜にとっては価値ある1勝となった。