キャバリアーズの『進行役』を自認するデリック・ローズ、開幕戦を笑顔で終えて『復活の予感』

2017/10/20
NBA&海外
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写真=Getty Images

自分が主役を演じるのではなく、チームの進行役に

開幕戦でセルティックスを撃破する好スタートを切ったキャバリアーズ。ケガで欠場の噂もあったレブロン・ジェームズが圧倒的なパフォーマンスを見せてチームを勝利に導く中、新加入のデリック・ローズも印象に残るプレーを見せた。

カイリー・アービングが退団し、トレードで獲得した代役のアイザイア・トーマスは故障中。現状でローズがポイントガードの1番手となっている。「ここ数年では最もコンディションが良い」と本人が言うように、その動きは軽快だ。全盛期ほどのキレが戻ったわけではないにせよ、それでも十分に先発ポイントガードとしての責任は果たしている。

『再起戦』の感想を問われると「うれしいよ。この笑顔を見れば分かるよね」と満面の笑み。

31分のプレータイムで14得点2アシスト。自分が試合を決めなければいけない立場だったブルズ時代とは違い、キャブズでの役割はスムーズなバスケットを演出し、周囲の持ち味を引き出してチームとして機能させることだ。初戦を終えてローズは「自分がもっとボールをプッシュすれば、もっとファシリテーターとして機能すると思う。僕たちはもっと良いチームになれる」と語っている。

ファシリテーターとは『進行役』のこと。ローズが言う意味は、チームをスムーズに進行させるということだ。個人スタッツには固執していない。彼の代理人を務めるBJ・アームストロングは「ローズ優勝を狙うチームに行くことを望んだ。下位チームと契約して個人成績を残すという形での『復活』を、彼は望んでいない」と明かしている。トーマスが復帰すれば点の取れるスコアリングガードとしてプレーし、ローズはチームプレーの進行役として、チーム内で役割をシェアできるようになるだろう。もちろん、開幕戦でも何度か見せたように、自分で決めるべき時には非凡な得点能力を見せられる。

今後、連携が高まるにつれてローズのパフォーマンスはさらに良くなるだろう。レブロンとの共闘で『完全復活』が実現することを願いたい。