2016年の『3×3 PREMIER.EXE』が今日開幕。Round.1の立川大会が、東京都のららぽーと立川立飛で開催された。本日登場したのは、Southeast Conferenceの6チーム。快晴で日差しは強いが、風もあって心地よいコンディションで、多くの観客が見守る中で大会はスタートした。

3×3は3人制のバスケットボール。1チームは控え選手1人を含めた4人で編成される。通常のバスケの2ポイントシュートは1点、3ポイントシュートは2点換算。1試合は10分制、ただし先に21点を取った時点でノックアウト勝ちとなる。

DJによる音楽とバスケが調和する空間、ハーフコートで行われる3×3ならではのスピーディーなバスケが手の届きそうな距離で展開され、会場に集まったバスケファンはもちろん、ららぽーとに偶然足を運んだ買い物客も大いに楽しんだ。

今シーズン、NBLの千葉ジェッツでプレーした元日本代表の岡田優介は、3×3の魅力をこう語る。「コンパクトでスピーディーな展開のバスケットです。ディフェンス終わったらすぐオフェンス、というスピード感ですね」

これまで『DIME.EXE』のオーナーとしてこの大会に参加してきた岡田だが、今回はプレーヤーとしても参戦。「本職が5人制なので、こちらは楽しみながら。でも、やるからには勝ちたいです」と意欲を燃やした。

シューターの岡田にとって、屋外でのプレーはやはり難しい。「外からのシュートはやっぱり風の影響を受けるので、リリースの瞬間は『吹かないでくれ』と祈りながら打っています」と笑うも、日本代表でも機能してきた外角からのシュートを何本も沈め、チームを引っ張った。

岡田が牽引する『DIME.EXE』は決勝進出を果たしたものの、決勝を制したのはパワフルなバスケットを持ち味とする『AGLEYMINA.EXE』だった。『AGLEYMINA.EXE』は、フットサルのFリーグに所属するアグレミーナの3×3チームで、東京エクセレンスに所属し、インドの5人制バスケットボール代表のアムジョード・シングを中心に4人とも海外出身の選手で固めたグローバルなチームだ。

決勝は『DIME.EXE』が主導権を握って試合を進めたものの、ノックアウトまで1ポゼッションと迫った19点からオフェンスが停滞。その間隙を縫って『AGLEYMINA.EXE』が土壇場で逆転し、勝利を収めた。


3×3 PREMIER.EXE Southeast Conference グループリーグ
CRAYON.EXE 12 16 AGLEYMINA.EXE
DIME.EXE 19 13 STAMPEDE.EXE
AGLEYMINA.EXE 21 14 ALBORADA.EXE
STAMPEDE.EXE 16 11 YOKOHAMA CITY.EXE
CRAYON.EXE 15 14 ALBORADA.EXE
DIME.EXE 13 17 YOKOHAMA CITY.EXE

3×3 PREMIER.EXE Southeast Conference 決勝トーナメント
AGLEYMINA.EXE 21 10 STAMPEDE.EXE
DIME.EXE 21 15 CRAYON.EXE
AGLEYMINA.EXE 20 19 DIME.EXE

明日も『3×3 PREMIER.EXE』は同じ会場、ららぽーと立川で12時から行われる。今度はNortheast Conferenceの6チームが登場する。

サイズを生かしたパワフルなバスケットで大会を制した『AGLEYMINA.EXE』の4人。