3連覇中の千葉ジェッツが2次ラウンドで敗退
全国8会場で行われたバスケットボール天皇杯と皇后杯の2次ラウンド。今日行われた2日目の全日程が終了し、ファイナルラウンドに進出する男女各8チームが出揃った。
一発勝負だけに波乱もいくつか起きた。今日最大の波乱は天皇杯3連覇中の千葉ジェッツがレバンガ北海道に敗れたことだ。前半は拮抗した戦いが続いたが、後半に入るとディフェンスのギアを上げて速攻へ持ち込む北海道が抜け出す。さらには後半に3ポイントシュート9本中5本成功と効率良く得点を重ね、10点前後のリードで迎えた終盤も盤石の試合運びで千葉の爆発力を押さえ込み、78-66と快勝した。
その他にも、富山グラウジーズvs京都ハンナリーズは延長戦に持ち込むなど、全国各地で激闘が繰り広げられた。天皇杯ファイナルラウンド進出を決めたのは、北海道、アルバルク東京、宇都宮ブレックス、サンロッカーズ渋谷、富山、滋賀レイクスターズ、シーホース三河、川崎ブレイブサンダースの8チームとなった。
12月1日の天皇杯2次ラウンド8試合の結果
北海道78-66千葉
A東京83-52秋田
宇都宮74-65信州
SR渋谷80-72新潟
富山74-67京都
滋賀72-64琉球
三河75-59名古屋D
川崎87-64大阪
大会5連覇中のJX-ENEOSは快勝でファイナル進出を決める
女子の皇后杯では優勝候補の富士通レッドウェーブとシャンソン化粧品シャンソンVマジックが2次ラウンド敗退となった。富士通を破ったのはアイシンAWウィングス。最終クォーターに入って富士通のゾーンディフェンスを攻略、リバウンドでも45-32と上回ったことで均衡を破った。宮下希保が17得点13リバウンドでダブル・ダブルを記録して勝利の立役者になっている。
6連覇中の『女王』JX-ENEOSサンフラワーズは滋賀銀行と対戦。吉田亜沙美と渡嘉敷来夢、宮澤夕貴と日本代表の主力を惜しげもなく使い、タイムシェアを徹底しながらも6人が2桁得点を記録した。62-32と大量リードで迎えた後半にもギアを落とさず、125得点を奪い圧勝している。
山梨クィーンビーズは最後までもつれた東京羽田ヴィッキーズとの接戦を制した。終盤に日本代表の本橋菜子を中心とした東京羽田の猛攻に押されながらも踏ん張り、73-74で迎えた終了間際にフリースロー2本を与えるも、東京羽田がこれを2本とも落として万事休す。ディフェンスで粘りに粘った山梨がファイナルラウンド進出を決めた。
皇后杯ファイナルラウンド進出を決めたのは、トヨタ自動車アンテロープス、日立ハイテククーガーズ、山梨クィーンビーズ、トヨタ紡織サンシャインラビッツ、デンソーアイリス、アイシンAW、三菱電機コアラーズ、JX-ENEOサンフラワーズの8チームとなった。
12月1日の皇后杯2次ラウンド8試合の結果
トヨタ自動車121-68紀陽銀行
日立ハイテク65-49シャンソン化粧品
山梨QB74-73東京羽田
トヨタ紡織82-55新潟
デンソー117-51日立笠戸
アイシンAW70-65富士通
三菱電機84-63大阪人間科学大学
JX-ENEOS125-56滋賀銀行