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引退後の静かな生活を離れ、復興を全面的支援

ティム・ダンカンが、ハリケーン・イルマにより壊滅的な被害を受けた故郷アメリカ領バージニア諸島に、大量の食糧を届け、現地でボランティア活動を行なった。故郷に持ち帰った食糧の量は、なんと2万パウンド(約9100kg)で、ダンカン自ら被害に遭った地元住民に食糧を配って歩いた。

自ら25万ドル(約2800万円)を寄付したダンカンは、1万6500人が協力してくれて集まった募金に加えて、さらにポケットマネーから100万ドル(約1億1000万円)を上乗せし、救済金として合計300万ドル(約3億3000万円)を故郷に寄付。全額がバージン諸島の復興に使われる。

引退後のダンカンは自身が経営するカスタムショップで大好きな車いじりをしながら静かな生活を送っている。時おり古巣スパーズの練習場に顔を出して若手を指導しているものの、ファンやメディアの前に出ることを好まないのは現役時代から変わらず。それでも今回ばかりは話が別で、NBAのスター選手として築いたキャリアの影響力を生かし、故郷の一日も早い復興のために明確な行動を取っている。