レブロン・ジェームズ

ドンチッチを絶賛「見ていて気持ちがいい選手」

レブロン・ジェームズは、レイカーズがマーベリックスをオーバータイムの末に119-110で破った試合後、自身が次世代に与えている影響力について、しみじみと語った。

マブス戦で、レブロンはシーズンハイとなる39得点に加えて12リバウンド16アシストを決めてトリプル・ダブルを達成。3点ビハインドで迎えたレギュレーション最後のプレーでは、ダニー・グリーンの同点3ポイントシュートをアシストし、オーバータイムでも9得点をあげてチームの4連勝に貢献した。

この日のハイライトは、マブスのルカ・ドンチッチとのマッチアップ。112-108で迎えたオーバータイム残り1分31秒には、ドンチッチとの1対1から勝負を決める3ポイントシュートを難なく成功させ、格の違いを見せつけた。

試合前、ドンチッチはレブロンから受けた影響について語っていた。そのことを伝え聞いたレブロンは「誰に、どういう形で影響を与えられるかなんて、誰にも分からない。できることなら、次の世代に良い影響を与えたい」と返答。そして、今後NBAを引っ張るドンチッチについて、こう続けた。

「自分の場合、チームメートをプレーに関与させて、チームのためにプレーして、正しいプレーを心がけてきた。その結果、アメリカ以外の国にいた少年に影響を与えられた。これは本当に特別なことで、彼の能力は皆さんも知っての通り。個人、チームのためにプレーを決められる選手で、リバウンドも取れる。それに、純粋にバスケットボールを愛している。見ていて気持ちがいい選手」

ドンチッチは、キャリアハイの15アシストを含む31得点13リバウンドを記録し、同じくトリプル・ダブルを達成。対戦したチームの選手がそれぞれ30得点15アシスト超えでトリプル・ダブルをマークしたNBA史上初のケースとなった。

試合後、レブロンはドンチッチと握手、ハグを交わし、「このままやり続ければ大丈夫。君はとんでもない選手だよ」と言葉をかけ、ドンチッチも笑顔を返した。

NBA1年目の昨シーズンは、初めてレブロンと対戦した試合後、憧れの存在からサイン入りのジャージーをもらいよろこんだ。しかし、今シーズンの初対戦では、互いにチームを引っ張る存在としてコート上でバトルを繰り広げた。

ドンチッチのような選手の存在は、レブロンにとっても刺激にもなるだろう。一回り以上違う超新星との対決は、始まったばかりだ。