パウ・ガソル

「前はこういう考えはなかった」

39歳になったパウ・ガソルは、トレイルブレイザーズの一員として2019-20シーズン開幕を迎えた。

昨シーズン中に痛めた足首が完治していないため、まだブレイザーズデビュー時期は未定だが、復帰を急ぐつもりはないという。年齢を考えれば、ガソルもそろそろコートを去る時期かもしれない。彼は、引退後の指導者転身に関して、『AS』に心境を語った。

「自分のことをコーチとして見られるかは分からない。でも、知識や経験を伝えるのは楽しいね。同僚にガイダンス、あるいはアドバイスするのも好きだよ。トライするかどうかは、引退してから決めるけどね。コーチとプレーヤーは異なるけど、感覚は近いのかな。アドレナリンもプレーしている時と同じくらい出るだろうし、若い選手に自分が今までやってきたことを伝えるのも面白そう。前はこういう考えはなかったけど、今は指導者転身の可能性も考えている」

気になる足首の状態について、ガソルは「徐々に良くなっている」と話す。「ゆっくりとしたプロセスだし、辛抱強くやらないといけない。以前よりコートでプレーできるようにトライしていて、ちょっとずつだけれど前進している。ポジティブに、楽観的にやっているよ。悪化しないように、慎重にやっているところさ」

「復帰時期は決まっていないんだ。最終的には足や骨、そして足首の状態次第だからね。しばらく練習できていなかったから、また動かせるようにならないといけない。その日の様子を見ている段階だよ」

仮に復帰が年明けになっても、そして復帰後の出場時間が制限されたとしても、経験豊富なガソルならば、あらゆる面でチームにポジティブな影響を与えられるだろう。まずはブレイザーズの選手としてコートに立つ姿を楽しみにしつつ、近い将来、彼がスーツを着てコートサイドに立つ日も現実のものになるかもしれない。