攻撃の遂行力で上回る宇都宮ブレックス、SR渋谷の開幕からの連勝を5でストップ

攻撃の遂行力で上回る宇都宮ブレックス、SR渋谷の開幕からの連勝を5でストップ

2019/10/24

サンロッカーズ渋谷

第3クォーターを30-20と圧倒、宇都宮が逃げ切り

ともに5連勝中のサンロッカーズ渋谷と宇都宮ブレックスによる、6連勝を懸けた水曜ナイトゲーム。前半は拮抗するも、第3クォーターを30-20で上回り、オフェンスのペースが最後まで落ちなかった宇都宮が91-81で勝利した。

SR渋谷は外国籍選手にセバスチャン・サイズではなくチャールズ・ジャクソンを起用。そのジャクソンは出だしで軽率なターンオーバーが続き、ゴール下の簡単なシュートをミスするなど精彩を欠いた。そこで伊佐勉ヘッドコーチはジャクソンを一度ベンチに戻し、「気負いすぎじゃないか? 普通にやれ」とアドバイス。すると、気持ちを切り替えたジャクソンは調子を取り戻し、インサイドの主力を欠く宇都宮に対するファーストオプションとなって、パワープレーやオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントを決めていった。

だが、宇都宮も『ストレッチ4』として評価を高める橋本晃佑が3ポイントシュートを沈める。橋本がジャクソンを外に釣り出しスペースを広げたことで宇都宮のチームオフェンスが機能し、確実にシュートを決めていった。

SR渋谷はジャクソンが12得点、ドライブと3ポイントシュートで加点していったベンドラメ礼生が10得点を挙げる。それでも、宇都宮は崩した後のフィニッシャーとなったライアン・ロシターが16得点、5得点以上の選手が4人となり、前半を42-39と上回った。

サンロッカーズ渋谷

4点差まで詰め寄られるも、遠藤がミスマッチを突き幕

そして、後半に試合が動く。宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチが「もうちょっとシンプルなピック&ロールからパスアウトして、そこからの展開を何回もやれと伝えました。シンプルにやったほうが流れもできるし、相手も疲れると思ったので、そこが3クォーターで良いオフェンスの展開になった」と語ったように、極力タフショットを打たずにギリギリまでズレを作り出すオフェンスが機能した。

宇都宮はフィールドゴール成功率66.7%(15本中10本の成功)を記録。特に渡邉裕規は2本の3ポイントシュートを含む13得点を挙げ、30-20のビッグクォーターを作り出した。その後も宇都宮のペースが続き、残り4分17秒に橋本が3ポイントシュートを沈め、13点のリードを保つ。

だが、SR渋谷はチームファウルが5に達した宇都宮に対し、ジャクソンのインサイドを強調してペイントエリアで確実に加点。そして、ライアン・ケリーとベンドラメの3ポイントシュートも飛び出し、残り1分49秒で4点差まで詰め寄った。

それでも、宇都宮は直後のオフェンスで遠藤祐亮が山内盛久とのミスマッチを突き、流れを止める。その後はファウルゲームで得たフリースローを確実に沈めて逃げ切った。

宇都宮ブレックス

伊佐コーチ「パスの精度が速くて正確」

SR渋谷の伊佐コーチは「前半にハマってしまって、自分たちがやるべきことを見失った部分があった。ミスが起きた時に一気に行かれたイメージ」と敗因を分析した。

後半に離される原因となった宇都宮の連動したオフェンスについては「パスの精度が速くて正確。自分たちのディフェンスが間に合ってないのも事実。個の選手が攻略法を知っていて、そこをしっかり突いてくるというのはさすがだと思いました」と、敵ながらオフェンスの遂行力を称賛した。

SR渋谷の開幕からの連勝を5でストップし、宇都宮は連勝を6に伸ばした。ジェフ・ギブスと竹内公輔を欠き「タフな状況」と安齋コーチは語るも、「(シーホース)三河戦に続いて、チームで我慢した結果。チーム一丸でやれてる実感もあります」と、逆境を跳ね除けるチーム状況に手応えを得ている。

10月23日のB1 9試合の結果
北海道63-78A東京
秋田77-96千葉
SR渋谷81-91宇都宮
横浜91-85新潟
三河82-66富山
京都75-78島根
大阪73-79名古屋D
滋賀76-78琉球
川崎94-87三遠

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