ベンチの得点で60-19と圧倒、チーム一丸の勝利
本日、NBAが開幕。カワイ・レナードとポール・ジョージを加えたクリッパーズ、アンソニー・デイビスが加入したレイカーズが激突した。
クリッパーズのディフェンスの前にズレを作れず効果的なオフェンスが展開できないが、レブロン・ジェームズとデイビスの圧倒的な個の力で得点し、最初の4分を13-2と圧倒。
しかし、そこからディフェンスが機能したクリッパーズが次第に主導権を握る。モーリス・ハークレスがボールハンドラーのレブロンにプレッシャーをかけてターンオーバーを誘発。そこからの速攻やアーリーオフェンスでテンポ良く得点していく。またモントレズ・ハレルがタフなディフェンスでデイビスの得点を最少限に抑え、スイッチやダブルチームなどチームで連動した守備を見せレイカーズオフェンスを停滞させた。
オフェンスでは、難しいシュートを次々と沈めたカワイ・レナードがこのクォーターだけで16得点を挙げ、ルー・ウィリアムズやハークレスらベンチメンバーも連携から得点を重ね、62-54と逆転して前半を終えた。
Kawhi finds his rhythm, scoring 16 2nd quarter PTS for the @LAClippers at Staples Center! #KiaTipOff19 #ClipperNation
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— NBA (@NBA) October 23, 2019
一気に失速したクリッパーズだったが、レナードとウィリアムズが得点し先行する。ここからは両チームの明暗が分かれた。レイカーズはレブロンがボールを持つ時間が長く、デイビスのポストアップが中心。クリッパーズがアジャストすると他の選手が得点に絡めない。クリッパーズはジャマイカル・グリーンが2本の3ポイントシュートを沈めるなど、レイカーズとは対照的に攻撃の的を絞らせない。チームオフェンスで得点し、開始約6分で2桁のリードを得た。
その後も、パトリック・ベバリーを筆頭としてディフェンス能力に長けた選手が多いクリッパーズはターンオーバーを誘発し、連続得点を許さない。終盤はレナードを中心にオフェンスを展開し、フィールドゴールは奪えないまでも確実にフリースローを獲得した。そして、最後までこのリードを保ったクリッパーズが112-102で逃げ切った。
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— LA Clippers (@LAClippers) October 23, 2019
レナードがゲームハイの30得点を挙げたクリッパーズは、ウィリアムズが21得点、ハレルが17得点とベンチメンバーの4人全員が2桁得点を記録。また、ベバリーは2得点に終わったものの、10リバウンド6アシストを挙げ、出場時間の得失点差を表す±の数値は+13と、役割を果たした。
一方、レイカーズはレブロンが18得点9リバウンド8アシストとトリプルダブル級のスタッツを残し、デイビスが25得点10リバウンド、7本の3ポイントシュートを沈めたグリーンが28得点を挙げたが、3人以外に2桁得点を挙げた選手がおらず、レブロンとデイビスへの依存を露呈した。
開幕戦に勝利し、最高のスタートを切ったクリッパーズ。ケガのポール・ジョージがここに加わることを考えると、優勝候補筆頭という評価に間違いはないのかもしれない。
Our journey continues. pic.twitter.com/is9FaItqYG
— LA Clippers (@LAClippers) October 22, 2019