オフにはマックス契約を締結
ここ数年地道に若手の育成を進めてきたナゲッツは、2018-19に西カンファレンス2位に大躍進し、プレーオフでもカンファレンス・セミファイナルにまで勝ち進んだ。
惜しくもトレイルブレイザーズとのシリーズに敗れたものの、ナゲッツの若手にとっては大きな経験になった。3年目にナゲッツの主力にまで成長したジャマール・マレーは、昨シーズン平均18.2得点4.2リバウンド4.8アシスト、フィールドゴール成功率43.7%、3ポイントシュート成功率36.7%を記録。ニコラ・ヨキッチに次いでチーム2位の得点源となり、今シーズンもゴー・トゥ・ガイとして期待されている。
そのマレーは、『SiriusXM NBA Radio』に出演した際、昨シーズンについて「自分たちにとって最も大きかったのは、プレーオフに進出できたこと」と語った。そして、次に目指すものについても触れ、「これからは優勝が自分たちの目標になる」と、言い切った。
西には、クリッパーズにカワイ・レナードとポール・ジョージ、レイカーズにレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス、ロケッツにジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックという強力なデュオが誕生した。
彼らを相手にナゲッツが今シーズンも上位でプレーオフに進出するには、マレーに毎試合でオールスター級のパフォーマンスが求められる。もちろん、球団は彼にそれだけのポテンシャルがあると判断したからこそ、このオフに5年1億7000万ドル(約181億円)のマックス契約を結んだ。
優勝という大きな目標を達成するためにも、マレーにはさらなるレベルアップが求められる。