「次の世代に影響を与えたくて、ここにいる」
8月22日にメルボルンのマーベル・スタジアムで行われたアメリカ対オーストラリアのエキシビジョンゲームは、アメリカが102-86で勝利した。
前半を終えて44-43と接戦となったが、第3クォーターは32-18とアメリカが試合をコントロール。ケンバ・ウォーカーがチームハイの23得点、マイルズ・ターナーが15得点14リバウンド、ドノバン・ミッチェルが13得点3アシストでチームを引っ張り、強豪オーストラリアとの調整試合を制した。
チームキャプテンという大役を担い、オフェンスでも勝利に貢献したウォーカーは「チームを引っ張りたかった」と、試合後『NBA TV』とのインタビューで語った。
聞き手から、ニューヨークのブロンクス出身からアメリカ代表のキャプテンにまで成り上がったことを聞かれると、「名誉なこと。子供の頃から夢に見てきたこと。オリンピックや、USAバスケットボールを長いこと見てきた自分がキャプテンになれるなんて、これ以上を望めないくらい」と答えた。
「信じられない気分。本当にうれしい。次の世代の若い選手に影響を与えたくて、ここにいる。正しい行動を取ろうとも思っている。ニューヨーク、ブロンクスを代表しているつもりでいる。自分をここまで成長させてくれた人たち全員を代表するつもりでやっている」
代表を辞退する選手が相次ぎ、練習試合でセレクトチームに敗れるなど、その実力を疑問視されたアメリカ。それでも、強豪のオーストラリアを下し、ウォーカーが牽引するアメリカは優勝候補筆頭であることを証明した。
.@KembaWalker (23 PTS) came on strong in the second half to lead the #USABMNT to a win in @FIBAWC prep action! ☘️? pic.twitter.com/V4QyANPz3l
— NBA TV (@NBATV) August 22, 2019