レブロン・ジェームズ

「長く引き止めて悪いけど、それぐらい大きな決断」

ニューヨークで開催された『FANATICS FEST2026』にレブロン・ジェームズが登場し、自身のポッドキャスト番組『マインド・ザ・ゲーム』の公開収録を行った。

ゲストとして迎えられたのは、ペイサーズのタイリース・ハリバートン。リップサービスが大好きなハリバートンは、今や世界中の注目を集めるレブロンの移籍先について「実際どうなの?」と切り込む。レブロンは「その話は楽屋で終わらせたはずだろう?」と会場を笑わせた。

会場を最も沸かせたのは、ハリバートンが明かした『レブロン勧誘の失敗談』だ。「実は1カ月ぐらい前、レブロンがレイカーズを離れると決める前に『君がペイサーズに来たら面白いことが起きるよ』というメッセージを試しに送った。でも、返事は『泣き笑い』の絵文字が2つだけ。これは勧誘しても無駄だなと思ったよ(笑)」

「いろんな噂があるよね。今日も『ヤンキースに来てくれ』と声を掛けられたところだ。ニューヨーク・ヤンキースだよ」とレブロンは笑う。それでも11歳の少年から「フリーエージェントってどんな気分?」と質問されると、レブロンは茶化すことなくこう答えた。

「僕のキャリアでフリーエージェントになるのは3回目かな。僕自身にとっても、家族にとっても大きなことだ。キャリアの最後、あと1年か2年をどこで過ごすかという選択になる。どこに行くにしても、僕は自分のスタイルを貫くつもりだ。生まれついてのリーダーとして、どのチームであろうとフィットできるよう努めるし、これまでの23年間で培ってきた知識やスキル、バスケの表も裏も知り尽くしたすべてを捧げるつもりだ」

「もうすぐ22歳になる息子のブロニーは元チームメートになる。まさか人生でそんなことになるとはね。19歳の次男はアリゾナ大に通っている。でも、僕が一番気に掛けているのは、もうすぐ12歳になる娘なんだ。7月4日の独立記念日、娘が家に帰って来た時にフリーエージェントについて伝えた。『パパは来シーズン、レイカーズではプレーしない。だから家にいつもいられるわけじゃない。今すぐ答えを出さなくてもいいけど、パパにとって大切な君がどう感じているか教えてほしい』とね」

「みんな『レブロン、早く決断してくれ』と思っているのは分かるよ。でも、家族にとって僕の不在は大きな意味を持つ。僕にとっても家族との時間は何より大事なんだ。これは単にどこでプレーするかの選択じゃなく、一人の人間として、また家族の幸せのために何がベストなのか考えることなんだ。長く引き止めて悪いけど、それぐらい大きな決断なんだ」