「紺色のユニフォームがペイントの外にいることをなくそう」
長崎ヴェルカは琉球ゴールデンキングスとのBリーグファイナル第2戦に66-60で勝利し、シリーズをタイに戻した。
長崎は岸本隆一がファウルトラブルに陥った第3クォーターに守備の強度を高め、6ターンオーバーを誘発。スティールからの速攻を連発し、琉球のオフェンスを機能させなかったことで21-9のビッグクォーターを作った。終盤に琉球の反撃を受けたものの、この第3クォーターの攻防が結果的に勝負の分かれ目となった。
長崎の山口颯斗は「ウチのポイントカード(熊谷航)がいなくなって、プレスをかけられて最後に詰められてしまったんですけど、相手のすごい3ポイントが決まっても、全員が本当に我慢してやり続けたことが今日の結果に繋がったのかなと思います」と振り返った。
我慢が実ったのは彼にとっても同じだ。山口は69-71で敗れた第1戦で3本すべてのシュートを外し、プレータイムも7分半に留まった。それが第2戦ではこの大事な第3クォーターの終盤に相手の反撃の火を消す3ポイントシュートを沈め、ファウルアウトした熊谷に代わり最後までコートに立った。敗れた初戦後、山口は第2戦に向けて「気持ちしかない」と語っていたが、この3ポイントシュートもその心で決めたという。
「うれしいですね。昨日も試合が終わって、ミックス(取材)が終わった後もシューティングをしました。しっくりきていない部分が多くて、感覚を変えながらシュートを打っていて、あの場面は正直覚えていないんですけど、気持ちで入れたって感じです」
また、長崎は琉球のオフェンスリバウンドを12本(長崎は10)、セカンドチャンスポイントを9(長崎は6)に留め、最大の強みを消したことが勝利に繋がった。琉球のインサイドの強さは分かっていても止められないモノだが、この点に関しても山口は「正直、気持ちです」と言い、意識の徹底による賜物だと話した。
「全員がボックスアウトをして、全員が飛び込む。紺色のユニフォームがペイントの外にいることをなくそうと話していたので、その意識だと思います。ビッグマンが身体を張ってくれるので、僕らペリメーター陣は飛び込みリバウンドをして取るしかないなと思っていました。(飛び込みリバウンドに)行かない選択肢はなかったですし、毎回行っていたと思うので、そういう地道なことが結果に繋がったのかなと思います」
中立地で行われるファイナルは普段とは違う独特な雰囲気があることは間違いない。チャンピオンシップ自体が初めての山口であればなおさらだ。ただ、長崎らしいアップテンポなバスケを展開した第3クォーターはホームの雰囲気を感じたという。「あの時間帯は正直、ハピネスアリーナかと思うくらいでした。ディフェンスもオフェンスも全部いけるっていう感覚でしたね」
ファンの後押しが長崎らしさを演出し、第3戦に持ち込むことに成功した。本来であればロースコアゲームは琉球の土俵だが、守り合いを制したことで新たな自信を得た。山口は言う。
「僕らはハイスコアなチームですけど、ディフェンスファーストのチームでもあります。3ポイントは20%くらい(実際は21.4%)でシュートが入ってなかったですが、今日も60点で抑えられて勝てました。ハイスコアな展開にしたいですけど、8月からずっとやってきたディフェンスを出し切れば、僕らが勝てるということはもう全員が分かっています」
第3Q
りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26 GAME2
🆚#琉球ゴールデンキングス#山口 のコーナー3Pが決まる👌👌👌📡#バスケットLIVEhttps://t.co/ICcJQjEbwB#velca #長崎ヴェルカ #WETHENAGASAKI #山口颯斗 pic.twitter.com/tFrhZgoJMh
— 長崎ヴェルカ 公式 (@n_velca) May 24, 2026
