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ヒート時代、殿堂入り選手が揃うスパーズを相手に勝利

NBAプレーオフ史上初の1回戦から12連勝でNBAファイナルに進出したウォリアーズ。ベスト・オブ・セブン(最大7試合の4戦先勝制)で行なわれる同年の3シリーズすべてをスウィープ(4勝0敗)で勝ち上がった史上初のチームでもあるウォリアーズは、まさしく現代最強のチームに数えられる。

そのチームと3年連続して優勝を争うことになったキャバリアーズのレブロン・ジェームズは「勝つチャンスは十分にある」と話した。ヒート時代の2013年と14年にファイナルで対戦したスパーズを引き合いに出し、『AP通信』の取材にこう答えている。

「以前も、将来のバスケットボール殿堂入りが確実な選手を揃えたチームと対戦して勝ったことがある。マヌ(ジノビリ)、カワイ(レナード)、トニー(パーカー)、ティミーD(ティム・ダンカン)がいるスパーズとね。そんな選手を率いるのはポップ(グレッグ・ポポビッチ)だ。5人の殿堂入りがいたチームと対戦したことになる」

当時のヒートは、2013年にスパーズに勝利し優勝したが、翌年には敗れ、レブロンはキャブズ復帰を決断した。

挑発的なコメントで相手を発奮させるのはまずいと思ったのか、レブロンは「今回のシリーズも非常に厳しいものになるだろうね。彼らはウチに試練を与えてくれる。ウォリアーズは強豪だよ」とも話している。

『ラバーマッチ』開幕まで、あと4日。今後も調整を続けながら、それぞれ『マインドゲーム』を仕掛ける時期に突入した。