「ファンに喜んでもらえるオールスターにしたい」

バックスのヤニス・アデトクンボは、今年のNBAオールスターのスターターに選出された。レブロン・ジェームズやケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンやカワイ・レナードといったベテランが選出から漏れた今回、ヤニスはステフィン・カリーの12回に続いて多い10回目の選出となった。

まだNBAの国際化がそれほど進んでいなかった2013年に1巡目13位指名を受け、4年目の2016-17シーズンにオールスター初出場。地方球団のバックスでは13年ぶりのオールスター選出だったが、ここから彼は10年連続でオールスターのスターターを務めている。

現地1月19日のホークス戦で112-110の勝利を収めた後、彼は自分にとってのオールスター10回選出に大きな意義があることを語った。

「子供の頃の自分に『お前はオールスターに10回選ばれるぞ』と言っても信じなかっただろうね。実際、NBAに来たばかりの頃にバックスのGMだったジョン・ハモンドから『ポール・ピアースやトレイシー・マグレディはオールスターに10回選ばれている。お前もそういう選手になれる』と言われたのを覚えているよ。僕が『本気で言っている?』と言い返すと、『お前にはその素質がある』と言われた」

「何気ない会話だったけど、僕はその言葉を心に刻み付けた。これまで公言してこなかったけど、オールスター10回はずっと僕個人の目標だった。それを達成できてうれしいし、これまで支えてくれたすべての人たちにお礼を言いたい。そして、僕が健康であり続け、常にハングリー精神を持たせてくれた神にも感謝するよ。ここまでは素晴らしい道のりだったけど、まだまだ先がある。次に何が起きるのかを楽しみにしているんだ」

今回のオールスターでは、『アメリカvs世界』のフォーマットが採用される。これについて意見を求められたヤニスは「多分、僕のアイデアが採用されたんだ。何年か前に提案したからね」と笑う。

「フォーマットがどうあれ、僕はオールスターでは常に全力でプレーする。ファンに喜んでもらえるオールスターにしたい。僕の子供たちもオールスターを楽しめるぐらい成長して、テレビで試合を見ていると『この人と話したことがあるよ!』と教えてくれる。家族と一緒に偉大な選手たちの中にいられるのは光栄だし、そこで子供たちに父親がプレーする姿を見せられるのは素晴らしいことだ」

トレードデッドラインを控えたこの時期だけに、彼が「次に何が起きるのかを楽しみにしている」と発言すれば、移籍について質問されるのは避けられない。それでも彼は「先のことではなく、一日一日を大切に考えている」と言い、多くを語ろうとはしなかった。

「移籍の噂は僕にコントロールできる話じゃない。他のチームにどんな思惑があろうと、僕の知るところではないからね。僕はただ自分の仕事、つまり全力でプレーして勝つことだけを考えるよ」