鎌田眞吾代表「胸を張って栃木に帰りましょう」
栃木ブレックスは川崎ブレイブサンダースとBリーグファイナルを戦い、激闘の末に栄えあるBリーグ初代王者となった。その後、都内某所でチーム、スタッフ、チア、フロントなど裏方も交えた祝勝会が行われた。
代々木第一体育館で行われたシャンパンファイト後ということもあり、またテレビ出演が控えていたため、『派手な酒宴』ではなく『喜びを噛み締めながらの食事会』といった雰囲気。
クラブ会長を務める関雅樹は、ファイナルを制した選手たちを前に「栃木県民200万人の誇りです。本当に今日は優勝をありがとう」とねぎらいの言葉を送った。そして代表取締役社長の鎌田眞吾が「苦しい時期もありましたが、常に前を向いてやってきた結果。皆さん、胸を張って栃木に帰りましょう」と挨拶し、乾杯が行われた。
食事を楽しみながら、選手一人ひとりが登壇しての挨拶も行われた。司会進行を務めた落合知也のユル~い仕切りによって、笑いが絶えないものとなったその様子を紹介したい。
エンターテイナー落合知也の『無茶振り司会』が炸裂
落合の無茶ぶりによってシャツを脱がされ、見事な肉体美を披露した生原秀将は「日焼けサロンは行っているのですか」と問われ、「月3で行ってます」と回答。また特別指定選手の門馬圭二郎が網野友雄アンバサダーのモノマネを披露し笑いを取ると、ベテランの竹内公輔も同じモノマネをカブせてきた。真面目な竹内のブッ込みに場内が爆笑に包まれたのは言うまでもない。
外国籍選手3人にも、落合は「日本語での挨拶」を強要。試合でハッスルプレーを連発し、最後は足を痛めたジェフ・ギブスは松葉杖で会場入り、足を引きずりながら登壇したが、元気に「オツカレ!」と挨拶し、チアが座るテーブルからは「可愛い」と黄色い歓声が上がった。
栃木のエース、ライアン・ロシターも会場を盛り上げた。今日の試合について問われたロシターはマイクを握って「ワタシハテンサイ!」と回答。会場中から拍手が沸き起こった。最後にトミー・ブレントンが、ここまで無茶振りに次ぐ無茶振りの狼藉を働いた進行役の落合に対し、「彼はこの日のために何週間もチャンピオンダンス猛練習してきたので、みんなに見てもらいたい」と無茶振りをお返し。落合は即興で『チャンピオンダンス』を披露した。
試合会場では厳しい表情を崩さないトーマス・ウィスマンが盛んにヤジを飛ばして盛り上げ役に回り、キャプテンの田臥勇太も普段は見せないリラックスした笑顔を見せていた。代々木第一体育館でのセレモニーではチームだけで勝利を祝ったが、ここでは選手を支えるフロントスタッフやチアリーダーの「BREXY」も含めて、Bリーグ初代王者となった喜びを分かち合った。
このように祝勝会は終始リラックスしたムードで笑顔の絶えないものとなった。そして選手たちはしみじみと喜びをかみしめ、テレビ出演へと向かった。