「選手としてだけでなく、人として成長できるように」
横浜ビー・コルセアーズは今日、25歳のポイントガード生原秀将の獲得を発表した。
生原は筑波大の黄金期をキャプテンとして支えたポイントガードで、特別指定選手として栃木ブレックスに加入。Bリーグ初年度の優勝に立ち会い、翌シーズンには田臥勇太、渡邉裕規がいる中で出場機会を伸ばした。
こうしてプロでの手応えをつかんで昨夏にシーホース三河に移籍。橋本竜馬が去った後の先発ポイントガードに据えられ、開幕から46試合は常にスタメン出場した。ところが主力が大幅に入れ替わったチームはなかなか成績が上がらず、レギュラーシーズン47試合目となる3月中旬の試合から熊谷航と入れ替わる形でスタメンを外れ、その後はプレータイムが激減。わずか1年で三河を離れることになった。
新天地は横浜。今オフは細谷将司に川村卓也と主力としてチームを支えた選手を放出し、思い切った若返りに着手している。このシーズンは田渡凌が先発ポイントガードを務めてきたが、これで生原とプレータイムを争うことになりそうだ。
生原はクラブを通じて「選手としてだけでなく、人として成長し、チームに少しでも貢献できるよう努めたいと思います」と抱負を語っている。
横浜を率いるトーマス・ウィスマンは、プロの世界に足を踏み入れて最初に指導を受けたヘッドコーチ。ウィスマンの下で再び輝きを取り戻せるか、生原の奮起に期待したい。
また横浜は昨日、ジェイソン・ウォッシュバーンとの契約も発表している。