一戦必勝の精神で大一番へ臨むカリー「現状なんてどうでもいい、まず1勝」

2019/06/10
NBA&海外
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ステフィン・カリー

「48分間、完全に集中しきってプレーできる」

2014-15シーズンからの4年間で3度の優勝を成し遂げたウォリアーズが、かつてないほどの窮地に立たされている。

NBAファイナル第4戦までを終えて1勝3敗。もう負けられない状況で、6月10日に敵地での第5戦に臨まなければならなくなった。

スリーピート(3連覇)が濃厚と言われ、プレーオフでも危なげなく西カンファレンスを制して5年連続のファイナル進出を果たした王者だったが、ラプターズは実力がある上に、短期決戦に必要な勢いにも乗っている。ここから3連勝という筋書きは、現時点では考えられない。それは、ウォリアーズの選手、コーチも承知している。

第4戦後の会見で、彼らは目の前の試合に集中すると語った。第5戦前日の会見でも、ステフィン・カリーは一戦必勝の精神を強調した。

「経験があるから言えること。ただ、このステージで実行するのは簡単ではない。5年続けてファイナルに進出して、いろんな経験を積んで、スタイルが異なるチームと戦ってきた。素晴らしい才能を持った選手たちと、多くの会場で戦ってきた。ここ2試合でのラプターズのプレーは素晴らしいけれど、あとは自分たちが集中して、やり遂げる方法を見出せるかどうか」

「経験があるから言えるんだ。ここ2試合の結果に関係なく、ひっくり返せる自信もある。試合開始から相手よりも優れた存在になれる。それは、僕たちにできることなんだ。この5年で、たくさんの経験を積んできた。様々な雰囲気を体感して、あらゆるプレッシャーや期待も経験してきた。だからこそ、48分間、完全に集中しきってプレーできる。現状なんてどうでもいい。まず1勝。そこから進んでいくだけだから」

ケビン・デュラントが復帰する可能性もあるが、まだ万全ではなく、約1カ月ぶりの実戦復帰はギャンブルに近い。だが、目の前の試合に勝てなければすべてが終わってしまう以上、出し惜しみなどしていられない。

彼らが今やるべきは、目の前のポゼッション、目の前の試合を制することだけだ。