コービー・ブライアント

今年35歳になるレブロンも復帰を歓迎

5月24日、レイカーズは、ジュディ・セトのスポーツパフォーマンス部門ディレクター就任を発表した。

セトは2011年から16年までレイカーズの理学療法士を務めた人物で、過去にはMLBドジャースでも同部門で働いた経験を持っている。ここ2年は、アスリートのパフォーマンスを高め、ケガのリスクを抑え、選手にとって最も適切なタイミングで復帰させることを目的とする『Select Physical Therapy』のスポーツパフォーマンス部門のディレクターを務めた。『ESPN』によれば、最近は胸郭出口症候群からの復帰を目指すマジックのマーケル・フルツの治療も担当していたという。

セトは、キャリア終盤のコービー・ブライアントの肉体をサポートしたスタッフの一人として知られている。キャリア晩年にはアキレス腱の断裂、右肩の負傷などに苦しんだコービーは、2016年まで現役を続けた。身体の管理を徹底していたコービーは、キャリア終盤、試合当日のフィーリングを頼りに、試合に向けた準備を変えていた。『ESPN』によれば、晩年のコービーは会場入りするとセトのもとに向かい、上手く機能していない箇所のアラインメント調整、関節の可動域を広げる処置を受けていたという。

2018-19シーズンは、レブロン・ジェームズを含む多くの主力が負傷離脱したレイカーズにとって、セトの復帰は心強い。レブロンも、チーム発表後に「おかえり、ジュディ!!!」とTwitterに投稿し、復帰を歓迎した。

キャリア最少となる55試合の出場にとどまった昨シーズンからの復活、そしてシーズンを通してハイレベルなパフォーマンスを続けるためにも、今年の12月に35歳になるレブロンにとって、理学療法士との連携は欠かせない。

彼女の存在が選手のコンディションにどのような変化をもたらすのか、注目したい。