田中大貴

田中を含めた9選手が契約を更新、継続路線へ

アルバルク東京は今日、田中大貴と2019-20シーズンの契約を更新したことを発表した。

日本代表として活躍する田中は、代表活動との両立やレギュラーシーズン終盤にケガをするなど、「苦しくてタフなシーズンだった」と、口にしていた。決して調子の良いシーズンではなかったが、チャンピオンシップではリーグトップクラスの2ウェイプレーヤーぶりを発揮し、チームの2連覇達成に大きく貢献した。

「チャンピオンリングを2年続けて獲得することができていますが、両手を広げた際にまだ8本の指が空いています」と、田中はクラブの公式ホームページでコメントしている。まだ連覇を達成してから約2週間しか経過していないが、このコメントからは、2連覇だけでは物足りない様子がうかがえる。

もちろん、その道のりが長く険しいことは田中も理解している。「簡単に(チャンピオンリングを)獲得できるほど甘くはありませんが、アルバルク東京というチームはその残りの8本をさらに強いハングリー精神持ち合わせ目指していくチームだと思っていますし、自分自身もその思いです。チームの成長に少しでも貢献できるよう自己を高め、精進していきたいと思っています」

そしていつもサポートしてくれているファンに向け、「アルバルクファンの皆様また力を貸して頂けたらと思います。また最高の景色を見にいきましょう」と、コメントした。

A東京は田中を含め、現段階で小島元基、齋藤拓実、安藤誓哉、馬場雄大、正中岳城、ザック・バランスキー、菊地祥平、シェーファーアヴィ幸樹の9選手との契約更新を発表している。残るは外国籍選手と竹内譲次のみとなっているが、昨シーズンと同様に優勝の経験を知るほとんどの選手がチームに残ることは、A東京にとってプラスでしかない。

田中を含む代表メンバーは9月に中国で開催されるワールドカップ、そして来年に迫った東京オリンピックに向け、今シーズン以上にタフなスケジュールを送ることになるだろう。それでも、今シーズンで培った『タフネス』を軸に、ほとんどの選手が契約を更新したA東京の新シーズンは視界良好だ。