トーマス・ケネディ

多彩な得点能力とタフネスぶりが魅力のスコアラー

広島ドラゴンフライズは今日、トーマス・ケネディとの契約が合意に至ったことを発表した。

ケネディは2011-12シーズンに岩手ビッグブルズと契約を結び来日。以後、パワーフォワードのポジションでスコアラーの役割を担い、様々なクラブで活躍。bjリーグ最終年から群馬クレインサンダーズで4シーズンに渡りエースを務めた。今シーズンは1試合平均27.9得点でB2得点王に輝くとともに、チームを東地区優勝、B2プレーオフでの準優勝へと導いた。またB2のMVPも受賞している。

あらゆる形でフィニッシュに持ち込むことのできる多彩な得点能力と、過密日程をこなしながらもパフォーマンスを落とさないタフネスぶりが魅力。3月に行われたFE名古屋との連戦では、2試合ともに延長戦にもつれたが、ケネディはいずれもフル出場。初戦は31得点、翌日の第2戦では42得点を挙げて、チームを連勝へと導いている。

広島はB1昇格を狙える戦力を擁しながら、Bリーグ1年目は入れ替え戦で敗れて昇格に失敗。以後、激戦のB2西地区でライバルに遅れを取っている。来シーズンは島根スサノオマジックがB1に昇格して不在となるが、ライジングゼファーフクオカがB2に戻り、熊本ヴォルターズも含めて厳しい競争になるのは間違いない。そこから一歩抜け出し、突き破るための補強として、ケネディの獲得は大きい。