スパーズのウェンバニャマと同じ症状

バックスのデイミアン・リラードが、右ふくらはぎの血栓によって離脱することがわかった。復帰時期については見通しが立っていない。

チームのリリースによると、リラードは深部静脈血栓症と診断され、今後は薬を投与することで血栓を安定させていき、定期的に検査を受けることになるという。先月、リラードと同様の症状が右肩に見つかったスパーズのビクター・ウェンバニャマはすでに残りシーズン全休を発表。もちろん症状の深刻度によって復帰時期は大きく左右されるが、リラードが現地419日から始まるプレーオフ中に復帰できるかは不透明だ。

右ふくらはぎの痛みを訴えていたリラードは、現地318日の試合を最後に欠場を続けていた。バックスのジョン・ホーストGMは「デイミアンの健康が私たちの最優先事項だ」と声明を発表している。

「私たちは彼が安全に復帰できるように毎週、厳格な基準による検査のプロセスを行っていく。医師たちは、彼が再びこの状況に陥る可能性は低いと診断している。私たちは迅速に症状が発見され、投薬治療が行われたことに感謝している。これは回復を助けるものとなった」

現在、バックスは4031敗で、ペイサーズ、ピストンズらとイースタン・カンファレンスの第4シードの座をめぐって争っている。34歳のリラードは、ここまで58試合出場で平均24.9得点、7.1アシスト、4.7リバウンド、3ポイントシュート成功率37.6%をマーク。ヤニス・アデトクンボと並ぶ2大エースとしてチームを支えており、今回の離脱が与える影響は当然のように大きい。

この苦境を乗り越えるには、チーム全員のステップアップが必要だが、特にシーズン途中にトレードで加入したカイル・クーズマの奮起に期待。ここまでバックスでは22試合出場で平均14.1得点、6.5リバウンド、2.1アシストの彼が、ボールタッチを増やしより得点にからんでいくことが求められる。