ビンス・カーター

来年に1月にはネッツでも永久欠番セレモニーを実施

ラプターズやネッツなどNBA8チームでプレーしたビンス・カーターが、ラプターズ時代に使っていた背番号15でラプターズ史上初の永久欠番になった。地元ネットワーク『TSN』のジョシュ・ルウェンバーグ記者は、現地112日のキングス戦でセレモニーが行われると伝えている。キングスも、カーターにとって2017-18シーズンに在籍した古巣だ。

現在47歳のカーターは1998年ドラフト5位でウォリアーズに指名され、直後にトレードでラプターズに移籍。労使交渉のもつれによるロックアウトからレギュラーシーズンが50試合に短縮された中、全試合出場で平均18.3得点、5️.7リバウンドを挙げ新人王を受賞した。

圧倒的な跳躍力から『エア・カナダ』の愛称でも親しまれたカーターは、2年目の1999-2000シーズンには82試合出場で平均25.7得点、5.8リバウンドとさらなる飛躍を果たすと、その後も絶対的なエースとしてラプターズをけん引。ネッツに移籍する2004-05シーズン途中まで毎年、平均20得点以上をマークした。特に2001年のプレーオフカンファレンスセミファイナルでは、シクサーズのアレン・アイバーソンとの歴史に残るエース対決でファンを沸かせた。

ちなみにカーターは2004-05シーズン途中から2008-09シーズンまで在籍していたネッツでも背番号15で永久欠番となり、来年125日のヒート戦でセレモニーが開催される。ネッツで永久欠番となるのはドラゼン・ペドロビッチ、ジェイソン・キッド、ジュリアス・アービングらに続く史上7人目となる。

カーターは4月に2024年バスケットボール殿堂入りメンバーに選出され、1012日から13日にかけて式典が行われることが決まっている。そして今シーズン中に続けて2つの永久欠番セレモニーが行われることになる。22年間にわたってNBAでプレーした彼の輝かしいキャリアを祝う、3つの大きなイベントが続くことになる。