写真=Getty Images
突如として現れたフェラーリのステアリングを握っていたのは……。
サンダーのエース、ケビン・デュラントが、思わぬ形で人命救助に貢献した。
『News9 in Oklahoma』によれば、救急出動した救急車が交通渋滞に巻き込まれて立ち往生していた時、後方からシルバーのフェラーリがライトを光らせ近づいた。そのフェラーリが救急車の前を走ると、目の前の渋滞がみるみる解消されていった、というのだ。
この救急車に乗っていた救急救命士のピーター・ラドフォードは、当時の状況をこう語っている。
「渋滞に巻き込まれて困っていた時、突然、シルバーのフェラーリが我々の後ろに現れたんです。そのフェラーリがライトを点けるのが見えました。そうしたら、私たちが進む道を作ってくれて、渋滞を抜けるよう誘導してくれたんです」
「渋滞を抜けたら、そのフェラーリが救急車に横づけしてきて、ドライバーが、私の同僚に手を振ってくれました。私は、それが誰だか見当も付かなかったのですが、隣にいた同僚は、『おい、あれ、ケビン・デュラントだよ!』と言っていました」
15日の練習後、囲み取材に応じたデュラントは、この時の様子について、「渋滞に巻き込まれていた救急車を見つけたから、それで僕が前について渋滞を抜けた。僕自身も渋滞を避けようとしていたから、褒められたことではないよ。救命士が手を振っていて、『そんなことよりも仕事があるでしょ?』と思ったけれどね(笑)。ただ、上手くいったよ」と、話している。