サンロッカーズ渋谷

ディフェンスの改善に成功するも悔しいシーズンに

昨シーズンはアルバルク東京の黄金期を作り上げたルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチを招聘し、日本代表のジョシュ・ホーキンソンを獲得するなど、チームスタッフを含めた大型補強で頂点を狙ったサンロッカーズ渋谷。開幕直後、2022-23シーズンに平均15.0得点8.5リバウンドを挙げたエースのジェームズ・マイケル・マカドゥが全休する不運に見舞われたが、35勝25敗と好成績を収めることに成功した。

チャンピオンシップ(CS)出場こそならなかったものの、勝ち星を前シーズンから7つも多く積み上げられた要因は、命題であったディフェンス改善の成果に他ならない。ハーフコートディフェンスを機能させたことで、リーグ22位だったディフェンスリバウンド獲得率をリーグ11位の70%まで引き上げ、リーグワースト2位だった速攻による失点割合はリーグ22位まで良化した。そしてイージーな2ポイントを防ぐことに成功した結果、被2FG%はリーグワーストの56.8%から52.7%まで向上した。

スタッツ

サンロッカーズ渋谷

予想スタメン

サンロッカーズ渋谷

リーグ序盤においては、パヴィチェヴィッチヘッドコーチのバスケットが浸透しているメンバーでスターターを組むことが予想される。ただしセカンドユニットには前所属での主力級選手たちが控えているため、スターター争いは熾烈になるだろう。

所属選手一覧

サンロッカーズ渋谷

『獲得FP(ファンタジーポイント)チーム内1位選手』

ジョシュ・ホーキンソン

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

ジョシュ・ホーキンソン
B.LEAGUE#LIVEにおけるファンタジーポイントチームトップ。渋谷の鷹ちゃん、日本の鷹ちゃんとして、パリ五輪では獅子奮迅の大活躍を見せた。レギュラーシーズンでは3ポイント決定率42.9%、eFG(3ポイントを含めた実質シュート決定率)59.5%と破格のスタッツを誇った。パリ五輪における平均3ポイント試投数に対する決定率では出場国中最高のスタッツを記録している、世界No.1ストレッチビッグマンであることはあまり知られていない。

【若手選手】

トロイ・マーフィージュニア

トロイ・マーフィージュニア
ドミニカン大学在学中からSR渋谷のワークアウトに参加していた注目株。特別指定選手として富山グラウジーズと契約した昨シーズンは、中盤からスターターに抜擢され54試合中38試合で先発を務めた。昨シーズンの3ポイント成功率は30.1%と決して高くないが、多く放っている右ウイングからの3ポイントシュートは成功率40.6%を記録している。身体能力を生かしたゴール周りのシュートはもちろんのこと、左サイドのミッドレンジでのシュート率が50%を超えている点も注目だ。ロスター的に田中大貴と枠を争う形になると思われるが、3ポイント成功率の向上がプレータイム獲得のカギになるだろう。

【新加入選手】

阿部諒

阿部諒
大学時代は点取り屋、SR渋谷や島根スサノオマジックでは3&D選手としてプレーしたが、昨シーズンに移籍した仙台では中心選手となった。全試合に先発出場し、プレータイムも平均17分から29分へと大幅増。平均得点は3.8から14.6と約4倍となり、チームのファーストオプションとして文字通り覚醒した。PER(出場1分あたりのプレー効率性指標)ランキングも日本人9位の78位と急上昇し、満を持して古巣に復帰する。

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