デリック・ローズ

写真=Getty Images

ハロウィンの50得点は今シーズンのハイライト

右肘の負傷により今シーズン残り試合を欠場することになったデリック・ローズが、3月23日に関節鏡視下手術を受けたことをティンバーウルブズが発表した。

ローズは、先日の検査で右肘に細片骨折箇所と遊離体の存在が確認され、今シーズン残り試合を欠場することが発表されたばかりだった。今回の手術では、骨片を取り除く処置を受けたという。『Star Tribune』によれば、ローズの状態は深刻なものではなく、暫定ヘッドコーチのライアン・サンダースも、長期の回復期間を必要とするケガではないと話したという。

幸いだったのは、これまでに何度となく手術を受けたヒザのケガではないこと。ただ残念なのは、今シーズンの目標に掲げていたシックスマン賞争いから脱落してしまったことだ。

ローズは今シーズン51試合に出場して平均18.0得点、2.7リバウンド、4.3アシスト、フィールドゴール成功率48.2%、3ポイントシュート成功率37%を記録。昨年の10月31日に行われたジャズ戦でキャリアハイの50得点を叩き出したパフォーマンスは、今シーズンのNBAのハイライトの一つ。ローズがコートで人目をはばからず涙を流したシーンは、多くのファンを感動させた。

昨年のオフにウルブズと1年契約を結んだローズは、このオフに再びフリーエージェントになる。本人はウルブズと再契約を結ぶ考えがあることを示唆したとも伝えられているが、プレースタイルを劇的に変えて復活を印象付けたシーズンを送れた以上、ウルブズ以外のチームからオファーが届く可能性もある。

まずは肘を治し、来シーズンも元気な姿でプレーしてもらいたい。