写真=Getty Images
チームに勇気を与えるリーダー
右足大腿四頭筋腱断裂からの復帰を目指すペイサーズのビクター・オラディポが、術後から約1カ月足らずでボールハンドリングを再開させた。
オラディポのトレーナー、ミカ・ランカスターがInstagramに投稿した動画には、まだ手術した右足を固定した状態ながら、ベンチに腰掛けたまま両手でハンドリングの練習をこなすオラディポの姿が収められている。
ランカスターは、メッセージ欄に「本当に誇りに思う!彼は他の選手とは違う。彼こそロールモデルだ」と書き込み、オラディポの姿勢を称えた。
昨シーズンにブレークし、いよいよこれからという時に戦線離脱を余儀なくされ、誰よりも悔しい思いをしたのはオラディポだ。それでも、彼が第一に考えているのはチームのこと。術後には、遠征の合間に見舞いに訪れたチームメートに檄を飛ばし、鼓舞した。オラディポの離脱から4連敗を喫したペイサーズだったが、それ以降の9試合では6連勝を含む8勝1敗を記録し、東カンファレンス3位をキープしている。
無理は禁物だが、オラディポの姿勢には頭が下がるばかり。復帰に向けて戦うリーダーの姿から、チームは再び勇気をもらったのではないだろうか。