名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

終盤に追いつかれるも勝負どころで齋藤が躍動

佐賀バルーナーズvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズの第2戦。序盤にリズムをつかんだのはアウェーの名古屋D。ティム・ソアレスのダンクで先制すると、スコット・エサトンが自身のオフェンスリバウンドから3点プレーを成功。さらに須田侑太郎が2本連続で3ポイントシュートを射抜き、開始約5分でリードを2桁に乗せた。その後も強度の高いディフェンスで失点を防ぎ、攻守が噛み合った名古屋Dが21-7のビッグクォーターを作った。

しかし、その後は佐賀のペースが続く。レイナルド・ガルシアのアタックを止められず、第2クォーターだけで11得点を奪われ、内外バランスの良い佐賀のオフェンスに手を焼き、55-53と序盤のリードを吐き出して最終クォーターを迎えた。連続でターンオーバーを喫し、開始1分に角田太輝の得点を許し同点に追いつかれたが、名古屋Dはここで踏みとどまった。ワンポゼッション差の攻防が続く中、ソアレスとエサトンが連続でセカンドチャンスポイントを挙げるなどインサイドの攻防で上回ったことで、6点リードでオフィシャルタイムアウトを迎えると、個で打開した齋藤拓実の連続得点により、残り3分でリードを2桁に乗せた。その後も得点を重ねた齋藤は最終クォーターだけで9得点1アシストと躍動し、勝負どころの精度で上回った名古屋Dが80-68で勝利した。

これで名古屋Dは41勝19敗とし、直接対決の差で琉球ゴールデンキングスを上回り、初の西地区優勝を達成した。