三遠ネオフェニックス

持ち前のオフェンス力で富山をまったく寄せ付けず

中地区優勝マジックが1の三遠ネオフェニックスがアウェーで富山グラウジーズと対戦した。

三遠はセカンドチャンスからコティ・クラークが3ポイントシュート、ヤンテ・メイテンが3点プレーを決めて先行。軽快なボール回しから優位な状況を次々と作り出し、連動したチームオフェンスでしっかり加点していった。3ポイントシュートを簡単に許してしまう場面もあったが、それを補って余りある攻撃力で第1クォーターからいきなり2桁のリードを奪った。

三遠は28-16で迎えた第2クォーターも連続で3ポイントシュートを沈めてリードを保つ。しかし、ジョナサン・ウィリアムズにこのクォーターだけで9得点を許すなど、ディフェンスがソフトな場面もあり、なかなか突き放すことができない。それでも、サーディ・ラべナが合わせやポストプレーで3本のフィールドゴールをすべて成功させ、ターンオーバー奪取から速攻に転じる得意の形に持ち込むと、ラストポゼッションにはクラークが個人技からバスケット・カウントを誘発し、52-34で前半を終えた。

後半開始早々、大浦颯太との合わせからラべナがリバースレイアップを決めて点差を20の大台に乗せる。その後も金丸晃輔がデザインプレーから3ポイントシュートを射抜くなど、スクリーンをしっかり当ててズレを作ってはフリーのシュートを確実に決めていった。残り6分を切った場面で、金丸がこのクォーターで3本目となる3ポイントシュートを沈めて30点差に。こうして、攻守で圧倒した三遠が最終スコア96-62で勝利し、中地区優勝を決めた。一方、泥沼の富山は連敗が23に伸びた。