ポール・ジョージ

ここ5試合で4敗、カンファレンス首位争いから大きく後退

クリッパーズは現地17日、ホークスに93-110で敗戦。リーグ下位に沈み、エースのトレイ・ヤングも欠場中の相手に最大で29点のビハインドを許すなど、内容面でも良いところは皆無の完敗だった。

これでクリッパーズは4225敗となった。現在ウェスタンカンファレンスはサンダー、ティンバーウルブズ、ナゲッツによる激しい首位争いが繰り広げられているが、クリッパーズはここ5試合で4敗と失速したことで、この3チームから離れてのカンファレンス4位と後退している。

振り返ればクリッパーズはシーズン序盤、トレードで獲得したジェームズ・ハーデンがフィットしない影響などで6連敗。37敗スタートと出遅れたが、そこからカワイ・レナード、ポール・ジョージ、ハーデン、ラッセル・ウェストブルックのカルテットをうまく共存させる方法を見出すと、12月から1月にかけて265敗と圧倒的な強さを見せていた。

しかしここに来て、過密スケジュールによる疲労や、ウェストブルックの左手骨折による離脱などでベストメンバーを組めないことの影響か、クリッパーズは明らかに失速している。

特に目立っているのが、リーグ屈指の決定力を誇るオフェンス面の不調だ。今、クリッパーズのオフェンスレーティングはリーグ5位の119.5だが、6️8敗に終わっているオールスターブレイク明け以降に限れば114.9にまで落ちている。

プレーオフに向けて立て直す時間は十分に残っている。百戦錬磨のベテランが揃っているクリッパーズだけにあせることはないかもしれない。だが、ジョージは次のように危機感を強調する。

「今の僕たちのプレーは良くない。継続性のある戦いをして、チームのアイデンティを構築したいと思っている。僕は常にアイデンティティについて話している。何故なら、それは本当に重要なことだからだ。今、僕たちにはアイデンティが確立されていない」

ジョージが重視するアイデンティティは、同じメンバーで試合や練習を継続していくことで確立されていくものだ。しかしクリッパーズは、故障がちでロードマネジメントが必要なベテランも多く、地道な積み重ねは簡単ではない。プレーオフに向けどうやって課題を改善していくか。チームは大きな正念場を迎えている。