継続となった日本人選手も多いが、新戦力にも注目

昨シーズン、B3レギュラーシーズンでは45勝7敗と最高勝率を記録し、プレーオフでもB3チャンピオンとなり完全優勝でB2昇格を決めた。2017-18シーズン以来のB2での戦いとなるが、このオフには日本人選手の多くは継続し、外国籍選手は総替えという選択。鈴木裕紀ヘッドコーチも続投となり、カテゴリーが違えど近年レベルが高まっているB3を制覇した戦力はB2でも通用するという判断であろう。日本人の補強は直近B1でプレーしていた島根スサノオマジックの後藤翔平と大阪エヴェッサの星野零志を獲得。特に後藤は金沢武士団や島根所属時に鈴木ヘッドコーチの元でプレーした経験が長く、お互いの信頼も厚い。外国籍選手にメディカルチェックでトラブルがあったものの、結果的に昨シーズンに滋賀レイクスで高いパフォーマンスを発揮していたケルヴィン・マーティンを獲得できたのはプラスだろう。懸念としては、昨シーズン大部分の試合で先発を務め、B2での経験値も高い門馬圭二郎がケガでシーズン全休が予想されるため、チーム力が問われるシーズンとなる。

昨シーズン躍進の原動力はリーグで最少失点を記録したディフェンス。B2でも同等以上のディフェンス力が発揮できれば、安定した試合運びをすることが可能になる。さらに現段階では未知数な外国籍選手がどれだけ献身的に身体を張れるかも重要なポイントとなるだろう。3選手とも走れるタイプなため、トランジションなど爆発的なオフェンスも期待できる。既存のバックコート陣と新外国籍選手がどのように融合するか注目だ。

所属選手一覧

『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

石川晴道
昨シーズンはルーキーながら50試合中41試合で先発出場し、チームの日本人トップの平均8.8得点を記録。3ポイントシュートは5.8本と数多く試投しながらも38.8%で成功させて、今シーズンも相手チームの脅威になることは間違いない。チャンピオンがかかったB3ファイナル最終戦でも20得点あげるなど勝負強さも兼ね備えており、さらなる活躍が期待される。

【注目選手】

月野雅人
B2でのプレー経験値はチーム内で最も高く、今シーズンは日本人最年長となり精神的な支柱としても期待される。派手なプレーヤーではないもののバスケIQの高さと経験に裏打ちされたゲームコントロールとディフェンスが魅力。今年1月に負ったアキレス腱断裂の影響がどの程度あるかが心配される。

大﨑翔太
昨シーズンは横浜エクセレンス(島根からのレンタル移籍)でシーズン序盤に先発を務めていたサイズのある若手ウイング。13試合で2桁得点を挙げるなど得点能力も高いが、ハードワークを厭わないハッスルプレーでチームのディフェンスレベルを一段階上げてくれる存在となる。

『B.LEAGUE#LIVE2023』で 「B.LEAGUEを、もっとオモシロク。」

B.LEAGUE#LIVE2023』は、現実のBリーグの試合結果や活躍選手を予想し、予想結果に応じた獲得ポイントを競うファンタジースポーツゲーム!B1・B2全選手の中から自分だけのドリームチームを作ろう!