「僕を中心に完璧なチームを作ってくれたのに、申し訳ない」
膝の負傷により2022-23シーズンを全休したブルズのロンゾ・ボールが、今年3月に3度目となる手術を受けたことをトレイ・ヤング(ホークス)のポッドキャストで告白。来シーズンを全て欠場することを明かし、自身の怪我がチームに与える影響について嘆いた。
ボールは2021-22シーズンの開幕戦で平均13.0得点、5.4リバウンド、5.1アシストを記録。おかげでブルズはイースタン・カンファレンスで最高の成績を残したが、彼は2022年1月14日を最後にコートから長く離脱することになった。
彼がブルズの躍進に貢献してきたことは明らかで、それはチームが一人の選手に大きく依存していたとも言えるだろう。そして完治が見えない彼の膝の負傷は、デマー・デローザンやザック・ラビーン、ニコラ・ブーチェビッチら現在の中心メンバーで成し遂げられることの可能性を閉じたかもしれない。
ボールの欠場はチームからも告知されてはいたが、彼はポッドキャストで「GMには申し訳ないと思っている。僕を中心に完璧なチームを作ってくれたと思っているから」と罪悪感を吐露。「自分のプレーができたし、自分のやり方でやりたいことができる完璧なチームにやっと巡り会えたんだ。本当にチャンスを掴んだと感じていたのに、このケガのせいで台無しにされたよ」と後悔をにじませた。
軟骨移植や半月板断裂の修復など、度重なる手術は彼のキャリアを停滞させている。それでもボールは「バスケがずっと大好き。また新たな喜びを味わえるはずさ。僕はバスケを『当たり前』だと思ったことはないからね」と前向きに語っている