渡邉飛勇と富樫勇樹が負傷するアクシデントが発生
男子日本代表がアンゴラ代表と10分×4セットの練習試合を行った。
富樫勇樹、原修太、吉井裕鷹、渡邊雄太、渡邉飛勇の5人で始まった1本目。渡邊雄太のコーナースリーで先制すると、途中出場の比江島も3ポイントシュートで続き、日本が主導権を握る。渡邊雄太がオープンスリーを確実に決め、さらに富永啓生もファーストプレーで3ポイントを射抜いた。馬場雄大が得意のスティールからダンクを決めるなど、そのまま押し切り20-14で1本目を終えた。
2本目は西田優大、原、須田侑太郎、渡邊雄太、渡邉飛勇の5人でスタート。なかなかアンゴラディフェンスを打開できず、オフェンスが停滞し得点が伸び悩んだが、金近廉が3ポイントシュートを決めて勢いに乗ると、河村勇輝がドライブからバスケット。カウントを誘発。さらに川真田が身体を張って道を作り、吉井がドライブから得点と徐々にペースをつかんだ。それでもギャンブル的なディフェンスを突破されてイージーシュートを決められ、さらに速攻も許し同点で終盤に。残り6秒、ルーズボールに追いついた河村のパスがアンゴラに渡っていまい、不運な形でゴール下を決められ19-21で2本目を終えた。
3本目は拮抗した展開が続く中、アクシデントが連発。ブロックショットに跳んだ渡邉飛勇が空中で体制を崩し、顔面を強打してしまいそのまま交代となった。さらにスクリーナーの膝がももに入り、富樫も負傷離脱となった。試合は原のトランジションスリー、渡邊雄太のダンクで一気に逆転した。ラストプレーで原がファンブルし、速攻を食らうが、西田がハリーバックし、ブロックで失点を防ぎ22-20で終えた。
河村、金近、吉井、須田、川真田の5人で挑んだ4本目。須田が連続で3ポイントシュートを決め、川真田も連携からバスケット・カウントを獲得するなど、それぞれが持ち味を発揮。軽率なミスからイージーシュートを許すなど、残り20秒で追いつかれたが、直後に馬場がフリースローを2本とも沈めて15-13で終えた。
4本合計で76-68と上回った日本、トム・ホーバスヘッドコーチは「悪くなかったけど、ケガが残念。プレーの考え方、相手のプレッシャーにもっと上手にアタックしたかった」と総括した。