アンソニー・エドワーズ

プエルトリコに完勝、エドワーズは15得点4アシスト4スティール

アメリカ代表はトレーニングキャンプの地であるラスベガスにプエルトリコを招いて強化試合を行い、117-74で快勝した。最初の数分はプレーが重かったが、そこからスピードもインテンシティも徐々に上がり、逆転して前半を終えると、後半を67-31と圧倒した。

アメリカの先発はジェイレン・ブランソン、ミカル・ブリッジズ、ブランドン・イングラム、アンソニー・エドワーズ、ジャレン・ジャクソンJr.の5人。指揮官スティーブ・カーは「ウイングに2人のスコアラーがいて、ポイントガードがすべてを束ね、ディフェンシブプレーヤー・オブ・ザ・イヤーがいる。上手く機能した」と5人への信頼を語る。

いまだ連携には課題があり、時にプレーが重くなる場面はあったものの、良いディフェンスからトランジションに転じることで試合の流れをつかみ、自らの調子を上げていったアメリカのプレーを象徴していたのがアンソニー・エドワーズだ。15得点を挙げただけでなく4アシストに4スティールを記録。スティールからトランジションに入ると、プエルトリコには彼を止める術がなかった。

「プレーが重くなってもトランジションを出せたのが良かった。自分たちのオフェンスがどう動くべきかを考えた上で、ディフェンスのスキルを使おうとしたんだ」とエドワーズは言う。

「僕らは普段は違うチームでプレーしている。お互いを理解するようにしているし、コート外でもどんどん親密になっていきたい。そうすればコート上でのプレーももっと良くなるはずだから、この調子でやっていくよ」

チームUSAは始動したばかりだが、スタメンの5人は見えてきた。そしてエースの座はアンソニー・エドワーズがつかみ取ろうとしている。