ビンス・カーター

写真=Getty Images

トレードマークのダンクも披露

年明けに42歳の誕生日を迎えるホークスのビンス・カーターが、12月23日のピストンズ戦でシーズンハイの18得点7リバウンドを記録。カーターの活躍もあり、98-95で勝利したホークスは今シーズン初の3連勝を飾った。

カーターは、前半終了までに14得点を記録。第1クォーターには、右ウィングからペイント内に侵入後、新人トレイ・ヤングからのパスを受けてワンハンドダンクでフィニッシュさせ、会場を沸かせた。指揮官のロイド・ピアースは「今日のようなプレーこそ、ベテランがチームにもたらしてくれるもの。彼は、チームに必要なものを与えてくれた」と、カーターを称賛した。

チームメートのドウェイン・デッドモンは、ジョークを交えて大先輩の活躍を喜んだ。「彼は歩行器を外したんだ。それでビッグゲームを見せてくれたよ!」

カーターは、昨今のトレンドになりつつある、優勝が狙えるチームでのロールプレーヤーに徹するベテランとは違う。彼はプレータイムにこだわり、再建中のホークスと契約した。カーターのプレーがチームの士気を高めたのは言うまでもなく、アレックス・レンも15得点、シーズンハイの17リバウンドを記録し、チームの勝利に貢献した。

カーターがNBAキャリアで初めてチームハイの得点を記録したのは、1年目にあたる1999年2月9日のバックス戦(22得点)で、その時ヤングはまだ生後5カ月だった。

まだ『跳べる』ことを証明したカーターには、これからもキャリア序盤のトレードマークであるダンクで、会場を沸かせてもらいたい。