ダーコ・ラジャコビッチ

サンダー、サンズ、グリズリーズのACを経て、初のヘッドコーチに

6月11日(現地10日)、ラプターズがグリズリーズのアシスタントコーチを務めていたダーコ・ラジャコビッチを新指揮官に迎えると『ESPN』が報じた。

ラプターズは今シーズンを41勝41敗で終えるも、プレーイン・トーナメントでブルズに敗れてプレーオフ出場を逃した。そして、2019年にNBA制覇、翌シーズンには最優秀コーチ賞を受賞し、3シーズンで3度のプレーオフ進出を果たしたニック・ナースヘッドコーチを解任した。

その後、新指揮官候補として前ネッツのヘッドコーチであるスティーブ・ナッシュの名前も挙がり、最終候補にはウォリアーズのアシスタントコーチを務めたケニー・アトキンソン、バックスのアソシエイトヘッドコーチであるチャールズ・リーが残ったが、この度ラジャコビッチに決定した。

セルビア出身のラジャコビッチは2004年にスパーズのスカウティングコンサルタントとしてNBAに関わると、サマーリーグではアシスタントコーチを務めた。その後、サンダーやサンズなどでアシスタントコーチを務め、2020年からはグリズリーズに加入し、トップアシスタントコーチに抜擢された。現在は契約内容について調整中で、完了次第正式に発表される見込みだ。

今回の決定により、新ヘッドコーチを探しているクラブはゼロに。NBAは残すところファイナルのみとなったが、各チームは新シーズンに向けて方向性を固めていく。