クリス・ポール

写真=Getty Images

ポール不在時のロケッツは0勝5敗

5連勝と勢いに乗り始めたロケッツに、再びトラブルが発生した。12月20日に敵地で行われたヒート戦で、先発ポイントガードのクリス・ポールがハムストリングを痛め、負傷交代を余儀なくされた。

ポールは、第2クォーターにドリブルでボールを運んだ際、左足のハムストリングを押さえてプレー続行不可能な状態に陥った。すぐにロッカールームに戻ったポールは、それ以降プレーしなかった。

試合にも99-101で敗れたロケッツは連勝がストップ。試合後エリック・ゴードンは「彼は優れたプレーメーカーだし、ボールハンドラーでもある」とポールの離脱を嘆いた。

「うちのオフェンスでは、プレーメーカーが必要。普段は自分、クリス、ジェームズ(ハーデン)がボールを持って、チームメートのためにプレーメークする。得点機会を生み出すんだ。彼がいないのは辛い。それでもなんとか対応して、もっと良いプレーをしないといけない」

王者ウォリアーズを追い詰めた昨シーズンの西カンファレンス・ファイナルでも、ポールは右足のハムストリングを痛めてシリーズ第6、7戦を欠場し、ロケッツはNBAファイナル進出を逃した。それ以前にも同じ箇所を痛めているため、復帰までには一定の時間がかかるかもしれない。

今シーズンのロケッツは、ポールが欠場した試合で0勝5敗と全敗し、さらに平均9.4点も相手を下回っているというデータもある。シーズン開幕から苦戦を強いられているロケッツが、またしても試練の時
を迎えた。