川村「B1残留に貢献できず本当に悔しい思いでいっぱいです」
5月8日、新潟アルビレックスBBが川村卓也の退団、Bリーグの自由交渉選手リストに公示されたことを発表した。
川村は、193cm90kgのシューティングガード。高確率のシュートを放つクラッチシューターとして2005年に加入したOSG PHOENIX(現三遠ネオフェニックス)で、日本人初の高卒プロ契約選手としてキャリアをスタートさせた。その後は、NBA挑戦を経験しながら国内リーグで活躍し、4シーズンプレーしたリンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)では、1度のリーグ制覇と3度の得点王に輝くなど多くの実績を残している。Bリーグが開幕した2016-17シーズンに、横浜ビー・コルセアーズへ移籍。そして、2019-20シーズンにシーホース三河へ、2021-22シーズンにはB2の西宮ストークスへ加入し、2022年2月には、練習生として新潟に加入したことが発表され、3月に同チームとの選手契約に合意。3月15日のシーホース三河戦よりロスター入りするも、3月30日に全治4週間の負傷が発表され、その後は出場機会がなかった。
川村と川上明代表取締役社長はクラブのリリースでそれぞれ以下のコメントを発表している。
川村 「今シーズンも新潟アルビレックスBBをサポートしていただいた、スポンサー様、パートナー様をはじめ、多くのアルビBBブースターの皆様に感謝します。ありがとうございました。個人的には、シーズン後半戦の大切な時期にチームに招き入れてもらい、わずかな時間ではありましたがアルビBBファミリーの一員として活動出来たことはなによりも嬉しく思います。皆さんの期待してくれる思いや楽しみにしてくれている声がとても多く届いていただけに、なによりもパフォーマンスで応えたかったというのが本音で、今はチームのB1残留に貢献できず本当に悔しい思いでいっぱいです。B2からB1の舞台に戻ってくることがそう簡単ではないことも理解していますが、それを実現させるパワーが歴史ある新潟にはあると、皆さんの歓声の力を肌で感じ、強くそう感じています。アルビBBは必ずB1の舞台に戻れると信じ、これからも変わらず新潟アルビレックスBBのサポートをしていただけると嬉しいです。自身のこの先のことは、まだ決まっていませんが、選手としてやり遂げられなかった思いがまだ強いので、この悔しさを忘れず、しっかり心に留め、次に向けて準備したいと思います。今シーズンも皆様の熱いサポートありがとうございました」
川上明代表取締役社長「華のある選手であることは間違いないことであり、新潟アルビレックスBBのユニフォームに袖を通してくれたことに対してブースターと共に心から感謝申し上げます。残念ながら、思うような準備が出来ないままチームに合流したことで試合中に怪我をしてしまいましたが、あなたがアオーレのコートにいたことを私たちは忘れません。華麗なシュートを再びコートで決める日を楽しみにしています」